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HAKUEI(The Brow Beat) 最新ソロ・インタビュー! 第2回(全2回) 「The Brow Beatでは赤レンジャーじゃなくて青レンジャーみたいなポジションでいたい(HAKUEI)」
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HAKUEI(The Brow Beat) 最新ソロ・インタビュー! 第2回(全2回) 「The Brow Beatでは赤レンジャーじゃなくて青レンジャーみたいなポジションでいたい(HAKUEI)」

2021-07-22 18:00
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Ryuji & HAKUEIという超豪華ボーカリストによるユニット、The Brow Beatがシングル「ハレヴタイ」(7月7日発売)でメジャーデビューを果たした。タイトル曲は人気アニメ『遊☆戯☆王SEVENS』のオープニング主題歌ということもあり、すでに話題となっている。club Zy.では先にRyujiへの個別取材を敢行。
「ハレヴタイ」への思いを語ってもらったが、続いてHAKUEIが登場! 今後のThe Brow Beatの展望について、掘り下げてきいてみた(インタビューは2回にわたって掲載します)。


Interview:海江敦士​


――シングルにはいろんなバージョンがあるので、タイプの違う楽曲が楽しめるのは嬉しいですね。
HAKUEI
ちなみに、「シンデレラ」はMVを作ったんですよ。

――せっかくなので、そのMVについて詳しく聞かせてください。
HAKUEI
めちゃくちゃカッコいいよ! 一発録りだったんだよね。4分くらいの曲なんだけど、収録も4分で終わってます(笑)。もう一発勝負で、とにかくみんなで暴れましょうって言ってね。バンドメンバーもみんな自由に動きまわって(笑)。
 実は、「ハレヴタイ」のMV撮影の2、3日前に“「シンデレラ」を録りたい”ってスタッフ言ったら、当然“えぇっ?”って言われたのね(苦笑)。でも“衣装替えのタイミングでいいんで、セッティング含めて30分だけください”って言ってお願いしたわけ。だから1回まわしの一発撮りだったんですよ。とりあえず、“カメラ3台くらいで撮影してください”と。
 そうしたらスタッフも“それなら……”  って言ってくれて。“一発録りだし、音と合っていなくても、ドラマーもドラムセットにいなくていいです。バンドのアグレッシヴさが出ればそれでいいんで”っていう感じでお願いしました。

――それは音と映像をセットで楽しまないとですね。
HAKUEI
そうなんですよ。

――緻密に計算するより、勢いで段取りナシにやってみたことがカッコいいっていうの、ありますよね。
HAKUEI
「ハレヴタイ」のMVなんて、あんなに時間をかけて制作したのに、一発録りの「シンデレラ」も、あそこまで仕上がるとは……っていうね。もちろん、メンバーのパワーもあったと思うよ。

――次にもう1曲、HAKUEIさんの作詞作曲で「Grind age」についてうかがいます。こちらはもうHAKUEIさんらしいといいますか、すごく王道のキャッチーなロックチューンだなと。
HAKUEI
そうですね。実はこの曲、メインになってもいいかなと思って用意した曲なんです。

――なるほど! それ、すごく納得です!
HAKUEI
しかもこれ、元のアレンジはもっと全然キャッチーにしてたんですよ。イントロからシンセのリードリフで。高めの音の。そうしたらメーカーのスタッフさんから“これ、カップリングにしてもいいんじゃないですか?”って言われて、“あ、いいですよ”と。それでアレンジを変えて完成させたんです。
 もうちょっとロック色を強くしようかなと思ったんで、シンセのリードリフをやめて。それでたっぷん(G / everset)に“思いっきりギターを弾き倒してください”ってお願いして、バリバリのギターを入れてもらいました。だから、王道のロックバンド感が出た曲になりましたね。

――なるほど。でも、確かにメインになりそうな匂いは残ってました。
HAKUEI
Ryujiくんはデモの段階で、この曲をすごく気に入ってましたね。ただ、すごく王道っぽく感じてもらえたとみたいですけど、自分ではPENICILLINでも、こういう曲って最近あまり作ってなかったな〜と。まぁ、メロディーの節々には僕のクセがあるんでしょうけどね。
 そもそも、こういうAメロらしいAメロでBメロで展開して、サビでスコーンっていくような曲って、自分ではあまり作ってない気がします。

――メジャーデビューシングル「ハレヴタイ」がリリースされたあと、次はデビュー後の初ライヴに期待がかかるところですね。スケジュールもすでに発表されております!(9月30日&10月1日@東京建物Brillia HALL)
HAKUEI
あ、そうです。意外にあっという間に来そうですね。

――ライヴは数えきれないほどこなしてきているとは思いますが、メジャーデビュー後の初ライヴというのは貴重な機会だと思うんですよ。
HAKUEI
確かにPENICILLINだったり、自分のソロでのデビューは経験してきたんですけど、The Brow Beatって、僕のポジション的にはいつもと違うんですよ。一応、ツインボーカルではあるんですけど、何て言えばいいのな……やっぱりRyujiくんがメインボーカルっていうのが僕のとらえ方なんです。
 で、僕自身の考えでは、ギタリストが一歩下がったポジションだとしたら、半歩下がったところというか。

――ええっ? 存在感ありすぎて、下がっている感じはしませんけど(苦笑)
HAKUEI
ギタリストもベーシストもそうですけど、ステージの真ん中にはいないじゃないですか。一歩下がったようなポジションっていうか。でも、その独特のカッコよさがありますよね。一歩引いたところで、ギタリストがプレイをするとか、そういう部分を担当させてもらっているイメージなんですよ。赤レンジャーじゃなくて青レンジャーみたいな。桜木花道じゃなくて流川楓(いずれも『スラムダンク』のメイン登場人物)みたいな。

――あ、わかりました! ナンバー2の美学みたいなものですね! シド・ヴィシャスとか……。たとえが古いけどアニメの『ガッチャマン』で言えばコンドルのジョーみたいな。
HAKUEI
そうそう! そういうことです!  

――確かにボーカルをずっとやっていると、絶対にそのナンバー2的なポジションにはなれなわけですもんね。ベタに言ったら『鬼滅の刃』の煉獄(杏寿郎)さんのようなポジションとか。
HAKUEI
そうなんです。たまに“ギタリストっていいなぁ”って思ってたんで(苦笑)。僕はそういう感覚でやらせてもらってますね。さっき「21グラム」に触れた時に話しそびれたんですけど、あの曲ってRyujiくんが作曲している時に僕もスタジオにいたんですよ。そこで僕は“あ、これはもうツインボーカルにしなくていいな”って思ってたんです。
 でも、僕がスタジオに入る前にAメロのラップの部分で、僕が雰囲気で歌えるようなパターンも作ってくれていたんですね。それで僕が“これだったらRyujiくんが全部やった方がいいんじゃない?”って言ったら、“いや、HAKUEIさんが歌いやすい雰囲気にしたんです”と。
 そこで、だったらメインのラップとサビは全部Ryujiくんに歌ってもらって、バージョン違いのAメロと途中で三拍子になるようなところでは、僕が妖しい感じのメロディーを歌うっていう作りにしたんですよ。

――ちょっと引いた存在として歌ったと。
HAKUEI
だから新鮮なんです。そもそも僕は普段アイパッチもしてるし、どう見ても二番手のキャラじゃないですか(笑)。

――じゃあ、The Brow Beatでは、普段できないことがやれているということですね。
HAKUEI
しかも、それが結構しっくりきちゃうんです。意外と“自分が自分が!”って行きたくないタイプなんですよ。

――話はそれましたが(笑)、まずはライヴを楽しみにしたいところですね! Ryujiさんは「とにかくお客さんの前でライヴが出来れば……」とおっしゃってました。
HAKUEI
それはもうホントに最低限でも守りたいところですね。それはやらないと! 本当はもっと野望があったんですよ。

――だと思います。ライヴの本数も含めてですよね?
HAKUEI
そうです。コロナ禍がなければ、めちゃめちゃライヴをする予定だったんです。実は会場まで押さえていたんですよね。まぁ、ラストインディーズの時の話なんだけど、それをどんどん減らさざるをえなくなって、結果、東京と大阪だけになって。さらに直前になって緊急事態宣言が出て、有観客ができなくなって……。あれは急過ぎて参りましたね。
 多くのアーティストは延期してましたけど、僕らはメジャーデビューとアニメのタイアップがあったから、リリース日が決まっているじゃないですか。それもあって延期ができなかったんですよ。もうやるしかなかったんです。急遽、会場を変えて無観客の配信にして……。だから9月と10月のメジャーデビュー後、初のライブは普通にやりたいですね。

――最後に、The Brow Beatとしての今後の目標を聞かせてください。
HAKUEI
バタバタはしましたけど、メジャーデビューっていういいスタートは切れたと思っているので、この勢いはつなげていきたいですね。さらに加速して突き進んでいきたいです。

――ちなみに、RyujiさんはThe Brow Beat主催で対バンのイベントがやりたいなんておっしゃってましたよ。
HAKUEI
いいですね。The Brow Bearはヴィジュアル系バンドではあるんだけど、僕とRyujiくんは全然違う畑で育ったボーカリスト同士のハイブリッドだから、ちょっといろんなジャンルを混ぜ合わせるのは面白いかも。
 僕と星子さんだけだと、あやしいイベントになっちゃうからね(笑)。Ryujiくんがいると、キャッチーになりそうだし、誰が出ても違和感なくなるかもしれないね。

――近い将来、実現するのを期待しています! ありがとうございました!


【第一回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2035880
【第二回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2035881

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   The Brow Beat
 INFORMATION   

NEXT LIVE

 The Brow Beat LIVE 2021

「Let’s play harevutai, shall we!?」

2021年9月30日(木) 東京建物 Brillia HALL
2021年10月1日(金)  東京建物 Brillia HALL

※近日詳細発表!

 公式サイト:https://thebrowbeat.jp/
公式Twitter:@The_Brow_Beat

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曲の熱さは伝わってきました。

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