Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはUFCミネアポリス大会レビュー:ガヌーは進化したのか、そしてベナビデスはタイトルに挑戦できるのかです!!


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日本時間6月30日(日)に開催されたUFCファイトナイト・ミネアポリスでは、フランシス・ガヌー旋風がまたしても猛威を振るった。

前々回はカーティス・ブレイズを45秒で、前回はケイン・ベラスケスを26秒でノックアウトしたガヌーは、今回は実力者ジュニオール・ドス・サントスと対戦、第1ラウンド1分11秒、オーバーライトハンドをかわされたドス・サントスの横面をガヌーが張り倒すと、もはやドス・サントスは立ち上がることができなかったのである。

ガヌーのパンチはクリーンヒットする必要すらないようだ。荒々しく不格好なパンチがかすっただけで、相手は致命的なダメージを負ってしまう。試合後のドス・サントスは、「この階級では誰もが危険だが、フランシスはちょっと独特だ。とにかくパワーが別格だった」と次のように敗戦を振り返っている。

「ゲームプランに即して、もっと注意深く戦うべきだった。調子は良かったし、パンチもキックも当たっていた。ただ、自分はなぜあの時、オーバーハンドライトを出してしまったのだろうか……戦略通りにストレートやジャブでいくべきだった。ただ、チャンスがあると思えたものだから、つい欲が出てしまった」

「ある意味、勝利を彼に譲ってしまった。オーバーハンドライトであんなに相手に近づいて、反撃のチャンスを与えてしまうなんて・・・それが彼のやり方だということは知っていたのに……。彼は、相手がパンチを空振りするのを待っているんだ。大きなミスだった。私はデリック・ルイス戦でも同じミスを犯したが、あの時は何とかやりすごせた。しかし今回はどうにもならなかった」

これほどまでに暴力的な秒殺劇をいとも簡単にやってのけるのはガヌーしかいないだろう。ただ、ガヌーにとって初めてのタイトル挑戦となったミオシッチ戦敗戦以降、彼が本当にファイターとして進化を遂げたのかどうかについては、こうした短い試合からハッキリとした答えを導き出すことは難しい。

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