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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはヘンリー・セフードはUFCフライ級を救ったのか? 米MMAメディアはこう見ている!です!!
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日本時間6月9日(日)にシカゴで開催されたUFC 238は、トニー・ファーガソン対ドナルド・セラーニの大げんか、ワレンチナ・シェブチェンコ対ジェシカ・アイの背筋が凍り付くKO劇など、見どころ満載、満腹大満足の大会となったが、そのメインイベントをフィニッシュ勝利で締め、UFC史上4人目の同時2階級王者となったのが、北京五輪フリースタイルレスリング金メダリスト、“ザ・メッセンジャー”ことヘンリー・セフードだった。そこで今回は、セフードを巡る米MMAメディアの報道内容をまとめてみたい。
1. 負傷欠場のウワサは本当だった! セフードがやむなく選択したドッグファイト!
UFC 238のファイトウィーク、水曜日の公開練習の直前に、「セフードが負傷をしたらしい」というウワサがTwitterで流れた。セフード陣営はこのウワサを「右膝をちょっとぶつけただけで、問題はない」と直ちに否定、そしてセフードは実際に試合に出場したわけだが、試合後にセフードは、負傷のウワサが本当であったことを打ち明けた。
「火曜日の夜にやった」とセフードは大会後記者会見で述べている。
「ホテルに着いた初日に、マットの上で練習していたら、マットを床に固定するテープが不十分で、マットがずれて左足首をくじいてしまった」
「ホテルに着いた初日に、マットの上で練習していたら、マットを床に固定するテープが不十分で、マットがずれて左足首をくじいてしまった」
試合後に公表された写真では、セフードの左くるぶしのあたりが紫色に変色していたことが分かる。負傷直後には、足首がグレープフルーツ大に腫れあがっていたのだという。
欠場になる可能性も実はかなりあったと振り返るセフードは、患部を攻められることを避けるべく、負傷箇所についてわざと間違った情報を流したわけだが、試合が始まると第1ラウンド早々から、患部をモロに蹴られてしまう。「第1ラウンドは本当にサバイバルのラウンドだった」とセフードも苦戦を認めている。
「元々はもっとレスリングを使うゲームプランだったんだけれど、足首の負傷のせいでそれができなくなった」というセフードは、第2ラウンドからゲームプランを変更、リスクを承知の上で、距離を詰めて殴り合うドッグファイトに切り替えたのだった。
エリートレスラー戴冠の決め手となったのは、実は根性だったわけである。
大会後記者会見で、車椅子から満足そうにそんな話を語るセフードは、エリートファイターらしからぬ、なかなかのバッドアスだったのだ。
2. セフードはUFCフライ級を救ったのか
マルロン・モラエスを下してセフードがUFCフライ級およびバンタム級の2冠王者になったことを受けて、大会後記者会見で記者がデイナ・ホワイトに、セフードの勝利がフライ級の今後に影響を与えるのかと尋ねたところ、ホワイトは次のように語った。
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「フライ級が過剰にもりあがって、トップコンテンダーの渋滞が起きるようなこと」
選手から文句が出るのはわかるにしても、これがUFCにとって好ましくないことなのか?
だからフライ級を消滅させることにつながるという理屈がよくわからない。