Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはネイト対マスビダルのMSG血戦決定! 賭けられるBMFベルトとは何か。そしてコビントン対ウスマンはなぜ流れてしまったのか――です!!


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日本時間11月3日(日)に開催されるUFC 244ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン大会のメインイベントが、ネイト・ディアス対ホルヘ・マスビダルになることがUFCから正式に発表された。

この試合は、PPV中継されるナンバーシリーズのメインイベントとしては珍しい、ノンタイトルの5ラウンド戦として行われる。前回、ノンタイトル戦がPPVカードのメインを飾ったのは、2016年8月に行われたディアス対マクレガーの2戦目であった。

8月のUFC 241で3年ぶりに試合に復帰、アンソニー・ペティスを下したネイトは、試合後インタビューで次のようにマスビダルを挑発していた。

「オレのこのベルトの防衛戦の相手は、ホルヘ・マスビダルだ。ヤツの前回の試合は悪くなかった。リスペクトしているよ。ただな、この業界にはもうすっかりギャングスターがいなくなってしまった。ちゃんとわかっているヤツは、もうオレと彼くらいしかいない。マスビダルはギャングだが、ただしヤツはウェストコーストのギャングではないからな」

ここで、ネイトが防衛すると主張しているベルトは、ネイトが自分で勝手に認定しているいわばギャングスタータイトルのことであって、実際には架空のベルトである。ところがネイトのあまりの説得力がMMAマニアのファンタジーをいたく刺激。ネイトがふだんから自分のことを「BMF」(バッデスト・マザー・○ァッカー)と呼んでいることを受けて、米MMAメディア上でこの架空のベルトに「BMFベルト」という名前が自然発生的につき始めると、ファンの間ではすでに、MSG大会のメインは、BMFベルトの防衛戦であるという認識がすっかり固まってしまっているのだ。

UFCプレシデントのデイナ・ホワイトもこれに悪乗り、この試合の勝者に贈呈するための「BMFベルト」を制作予定だと明かしている。とはいえホワイトは、このベルトは1度限りのもので、今後防衛戦が行われるような種類のものではないとも明言している。

この成り行きに興奮したザ・ロックことドウェイン・ジョンソンは、次のようなTweetを発信している。

「この試合は万難を排して見に行きたい。そしてできれば、MSGで勝者の腰にベルトを巻いてみたい。これは決定事項だと思ってもらっていい。UFC史上最もしびれる試合だ。待ちきれないよ」
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https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1817475

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