多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは育成企画開始?UFC JAPANで何かが起こる!です!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)


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――
今回もさっそくお話をうかがいたいんですが、のシュウさんのツイートによると「今回はしゃべれないことがある……」ということで、もの凄く気になります!

シュウ ああ、そうなんですよ。これは、日本でそれなりに話題になるファイターの話なんですけど……その選手が某団体と契約したことが発表されるという話で。それについては、まだ発表前なので何も言えないんですよねえ。

――
それはボクが知っているあの格闘家のことであれば、ビッグニュースだと思います!

シュウ
 ですかね?(笑)。一応、ボクがその選手に関わっていることを知っている人もごく一部だと思いますが、基本的に契約に合意しましたと。なので、もう少しお待ちいただければと思います。

――
楽しみにしています!

シュウ
 しゃべれる話題はですね、UFCの例のコンテンダーシリーズのアジア版なんですよ。厳密には上海大会ということなんですけど。

――
UFCの選手発掘企画がアジアでも行われると。

シュウ
 ボクはアジア版の開催が決まってすぐにUFCのマッチメーカーとコンタクトを取ったんですが、その後、進展がありまして。基本的に日本人選手の枠も作られるということでした。

――
おお、それは喜ばしい話ですね!

シュウ
 これはもう明かしちゃいますけど、先日のDEEPで石司晃一選手に勝った米山千隼選手をその中国版コンテンダーシリーズに売り込んだんですね。

――
米山選手はまだ20代前半ですね。

シュウ
 はい。基本的にUFCにも「興味がある」と言われていますし、若くてこれからの選手が好感触を得られるので、経験を積んでピークでUFC本戦に出られればいいかなという感じです。そして、まさにそれに関連して、もう一つ注目すべき話題があるんですけど……こっちはまだ言えないんですよねえ。

――
それはUFC関連の話ですか?

シュウ
 はい。UFCのコンテンダーシリーズといえば、1回勝ったらUFC本戦の契約を取れるかもしれなので、それなりの選手がチャンスをつかみに行く場所なんですけど。それプラス、TUFに近いような感じで、これからの若い選手にチャンスが与えられるような企画がいま動いているんですよ。

――はー、そんな企画が!

シュウ
 これはUFCにとっても新しい試みだと思いますし、それがまだ企画段階で正式に通っているわけではないので、まだ話せないのかなと。

――それはアジアで行なう企画になるんですか?

シュウ
 いまのところは。で、いまUFCと契約している日本人選手は2人しかいないじゃないですか(佐藤天、魅津希 )。なので、UFCは日本大会開催に消極的なんですよね。UFCっていまだに「日本大会をやるんだったら、日本人選手が5~6人いないとダメだ」みたいな考えがあるらしくて。勝てる日本人ファイター2人に、メインとセミはそれなりに名前のある選手。あとは、日本のファンからしたらまだ見ぬ未知の強豪だけのマッチメークでも、UFCというブランドと合わせて充分に大会は成り立つと思うよと言っているんですが……。でも、これまでUFCに上がったスター選手たちというのは、ピークを過ぎた選手が多かっただったじゃないですか。

――
PRIDE系ファイターは全員そうですし、それ以外の日本人選手も全盛期を超えてからの傾向があります。

シュウ
 だけど、ピークの選手をうまい具合に連れてくるには、たとえばいまRIZINで活躍している朝倉兄弟なんかと契約できるわけがないですから、やっぱりUFCが育てなきゃいけないということに気づいたんですよ。そう考えたときに、日本市場はRIZINとONEが席巻してきているというのを、UFCはやっと理解したらしいんです。

――
遅すぎますね(笑)。

シュウ
 ということで、やっぱり自前で戦えるジャパニーズファイターを育てる必要があるというのを考えての今回の企画ということだと思います。話によると、できれば2月には始動したいみたいなことを言ってましたね。

――ちょっと心配なのは、UFCって日本でいろんな企画を上げても本国に話が通らないというか、そこがちょっと不安なような……。


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