アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは男女ミックスドマッチはセクハラの温床になるのか?です!


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オスプレイも加害者? 史上最悪のプロレスセクハラ問題「#SpeakingOut」の衝撃

その後のセクハラ告発運動「#SpeakingOut(声に出して言う)」





女子レスラーらによるセクシャルハラスメント、性的暴行告発運動「#SpeakingOut」が欧米で話題になっていることを当コラムで2回に渡り取り上げた。Dropkick読者の皆さんには、日本では“難しい問題”、または“面倒臭い問題”として、避けられがちなこの種の人権、差別問題について、一緒に考えていただける機会になれば幸いである。

そして、先日この問題について、WWEやWCW、ECWで活躍し、日本でもWARに参戦していたレジェンドレスラー、ランス・ストーム(51歳)が女性を守るために新たな提言をしたところ、「OK,Boomer(はいはい、オジサンは黙っていて)」などと女性レスラーたちから反撃されたことが話題になった。


ランス・ストームは、女性レスラーたちの身を案じ、“冗談抜きで真剣に”このようにツイートした。

「セクハラ告発 #SpeakingOut 運動が起こったことから考えても、男子レスラーと女子レスラーが試合をするようなインタージェンダー戦(ミックスドマッチ、男女混合戦)は、もう止めるべきです。

また、私は多くの女性レスラーたちから、男女混合戦は嫌だけど、今はこの形式が当たり前になってきていて、やらざるを得なかったという話も聞いています。

そして、その試合がツアーだったとしましょう。もし男子に混じって、女子選手が1人だけだった場合、必ずや問題(セクハラ)が起きるでしょう」

これまでにも、男女混合戦は、女性への暴力を肯定する、また、ドメスティックバイオレンスを連想させるとの理由で、否定的な意見もあった。

そして、今回のセクハラ性的暴行告発運動 #SpeakingOut で、男女混合戦の第一人者とも言え、数多くの男女混合試合を行ってきたジョーイ・ライアンが、20件近くにも及ぶセクハラ加害常習犯だった(ライアンは否定)ということも大きく影響しているのであろう。

ランス・ストームに賛同する声もあったが、SNSではほとんどが反対意見となる。しかも、当の女性レスラーたちからは猛反発を受けてしまった。

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