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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは史上最悪のプロレスセクハラ問題「#SpeakingOut」の衝撃です!
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プロレス版#MeToo運動こと、「#SpeakingOut」の衝撃が、コロナウイルスによる活動自粛を終え、これから再開しようとしている欧米プロレス各団体に激震を巻き起こしている。プロレスラーによるセクシャルハラスメント、性的暴行等をSNSで告発する「#SpeakingOut(声に出して言う)」ムーブメントが、欧米プロレス界では大きな話題になっているのだ。
この運動により、CHIKARA(チカラプロ)、Bar Wrestling(バー・レスリング)などの人気団体が閉鎖。また、WWEもジャック・ギャラガー、トラビス・バンクス、リゲロら、NXT UKの人気選手を解雇。ほかにも、ウィル・オスプレイやマーティー・スカル、マット・リドル、マイケル・エルガン、ジミー・ハボックらメジャー団体で活躍するレスラーや団体関係者らによるセクハラ、パワハラ、レイプ疑惑を告発する声が、被害者である女子レスラー、ファンたちから次々と挙げられている。
運動の発端は、6月17日に人気インディーレスラー、デヴィッド・スターが性的虐待を告発されたことから始まった。
過去にスターから性的暴行を受けたと元恋人がツイッターに投稿した。スターは、自分は性的虐待者ではないが謝罪はすると弁明したものの、スターが参戦していたイギリスやアイルランドの4団体は事態を重く見て、スターの持っていた王座を剥奪。スターは弁明後、自身のツイッターアカウントを消して、公の場から姿を消した。
そのスターの好敵手でもあり、NXT UKにも所属しているNXTクルーザー級王者ジョーダン・デヴリンが、スターが去ったあとのアイルランドのOver the Top Wrestling(OTT)を引っ張っていく旨のツイートをしたところ、今度はそのデヴリンに虐待されたという女性が告発の声を上げた。
デヴリンから受けた虐待による身体のアザの写真も投稿されると、WWEは「我々はこのような申し立てを非常に真摯に受け止めており、現在、この問題について調査しています」との声明を出したが、デヴリンはその容疑を否認した。
これを機に、イギリスでは、男子レスラーやレスリングスクールのコーチ等がこれまでに行なってきた性的虐待や暴力、セクハラ、パワハラ、未成年者との淫行などを、ハッシュタグ#SpeakingOutを付けて、ツイッターで告発する女子レスラーたちの悲痛な声が多数上がることになった。
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コメント
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差別・虐待は重大な事件ですが、当事者同士で解決すべきだと私は思います。無関係なのにゴシップを漁ってネットリンチに参加する様な人達には不快感を催します。
日本は「女子プロレス」が確立している分、男子レスラーとの接点が少ないので、同様の問題の絶対数は少ない気がします。それより日本の女子レスラーは「男性ファンからの迷惑行為」を告発するいい機会かも知れません。