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MMAデビュー戦が待望される平本蓮インタビュー!!  大晦日MMAデビュー、朝倉未来、天心vs皇治のことを縦横無尽に語っています!


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・【RIZIN電撃参戦】平本蓮インタビュー「“昔のK-1”を取り戻すために、いずれMMAをやります」




――
キック引退、MMA転向宣言から数ヵ月経ちました。 現在は大晦日のMMAデビューに向けて練習されてるそうですね。

平本
 だんだんとMMAということに意識しなくなってきたすね。スパーリングでも最初は意識しちゃって動けなくなってたんですけど、いまは自然に動けるようになってるので試合もできるなと。組まれちゃうとまだ難しい部分はあるんですけど、簡単にいえば慣れてきて。

――
最初の頃と比べるとだいぶ慣れてきたと。

平本
 そうっすね。日々経験ですよね。周りからも「打撃が強いからタックル絶対取れるよ」とアドバイスをもらったり。こっちの打撃を必ず警戒するから逆にタックルを取りやすくなると。タックルのタイミングも褒められるようになってきたっすね。

――
ストライカーはMMA転向当初はグラップリングで苦労しますけど、そのへんは。

平本
 どんな練習でもポジティブに捉えられていますね。「これはスパーリングだから……」ということで組んでいるってところもあるんですけど。試合だったら相手に組まれる前に打撃で終わらせてるなっていう。組まれる前に何発も入れてる自信はあるので。だからって過信してるわけではないんですけど。 

――
打撃戦になれば自分の土俵だってことですね。

平本
 MMAでもこのコンビネーションは使えるなとか、このフェイントは通用するなって。あと一番はMMAの人たちはテンポの速い打撃が苦手なのかなって。MMAとキックで一番違いを感じたのはテンポですね。 K-1は3分3ラウンドのあいだ、ずっと殴り合ってるじゃないですか。総合は5分3ラウンド、タイトルマッチは5分5ラウンドの中で、ちょっと距離を取りながら戦いますもんね。K-1特有の早いリズムを活かした打撃はMMAでも使えるのかなと思いますね。 

――
MMAの中で早いリズムのストライカーって誰ですか?

平本
 それこそ打撃が得意なストライカーはみんなテンポが早いですけどね。たとえば朝倉海選手の打撃はキックでも向いてると思うんすね、テンポ的に。堀口(恭司)選手のあの飛び込みは相当早いと思うんですけど、朝倉選手の距離感のほうがキック向きかなと。あと総合の日本人で組み出身の人って、ボクからしたらちゃんと打ってるふうには見えないですね。ビックリして打撃を出してるみたいで。キックと総合ではグローブの違いはあるけど、打撃で勝負できる自信はありますね。

――
MMAに取り組む中でネガティブになってることってありますか?

平本
 うーん、まだないですね。自分で言うのもなんですけどまだ22歳なので、 まだ時間がいっぱいあるなって。 40過ぎまで格闘技をやりたいので。日々最高記録を出すじゃないですけど、とりあえずその日を頑張るっていう。

――
時間があるからネガティブになるヒマがないと。デビュー戦の相手ってイメージしてますか?

平本
 デビュー戦はいきなり大きなカードというよりは“デビュー戦”をしようかなって思ってますね。ただRIZINから大きなカードを言われたら、ボクも格闘家なので乗っちゃうかもしれないんですけど(笑)。 自分ひとりでは決めないようにはしようと思ってるすね。いろいろと教えてもらっているハセケンさん(長谷川賢)とかにも相談するようにして。  こだわりがあるとすれば、朝倉未来選手とやりたいなっていうのはありますけど(笑)。

――
SNSでもイザコザがあった(笑)。未来選手ならデビュー戦でもいいってことですか?

平本
 はい、未来選手だったらいいですね。 MMA という競技をナメてるわけじゃなくて、イケるなって思うんですよね(笑)。

――
なるほど~。

平本
 競技はナメてないです。自分の本能がそう言ってるじゃないですけど……試合になれば、みんなビックリするんじゃないかなって思うんですけどね。

――そこは自信があるわけですね。

平本
 もちろん試合までもっと組みを強くさせたいっていうのはあるんですけど。イケるんですよ、たぶん。謎の自信があるんですよ(笑)。ハセケンさんからは「打撃は完成されてるから、もうやらなくていい」ぐらいに言われて、いまは組んで組んで、組むことに慣れて、それだけ組みをやってると疲れなくなるからと。本当そこだけすね。 組んで揉まれて組む力をつけて、ちょっとずつよくなってたんですけど、ハセケンさんたちに一向に通用しないので自信はなかったんですけど、こないだプロで1~2戦やってる同階級の人とスパーリングをしたら、「あれ?俺、寝技できるんじゃね?」と思っちゃって。意外と成長を感じたすね。

――平本選手ってGENスポーツパレスのプロ練でやってるんですよね。あそこは中量級の猛者揃いだから、どれだけ強くなってるのか実感がなかったというか(笑)。

平本
 レスラーの人たちにどんな打撃が嫌なのかというのを聞いたりしてますね。 試合をしたことがないのでまだわからないし、やってみて気づくこともあるんだろうけど、自分のイメージは正解だとは思うんすよね。 RIZINはリングなので K-1のときとあんまり変わんないんじゃないかなと。

――
格闘家としてのスタンスは変わりはないと。

平本
 ボクはK-1で、総合格闘家が絶対に立ち入れない危険な距離感、 誰もやりたくない距離感でずっと試合をしてきたので根性が違う部分はあると思うし。もちろんMMAにもK-1にはない厳しさはあるとは思うんですけど。 あんな近くで殴りあう瀬戸際の勝負を知ってるので、そこは全然イケるなって思いますね。

――
たしかにあんなに至近距離で打ち合ってるんですもんね。

平本
 あの中でも駆け引きはありますからね。ただ近い距離で撃ち合ってるわけじゃないんですよね。相手と目を使った騙し合いがあって、ちょっとした判断のミスでもやられちゃう。同じ階級ぐらいの選手だったら、まずスピードが全然違うので打撃はまず見えないと思いますね、

――
……デビュー戦だからキャリアは揃えたほうがいいんですけど、こういう話を聞くと、なんの経験もない相手が平本選手とやったら大ケガを負いかねないですねぇ。

平本
 ボクはとりあえず誰と戦うことを考えるよりも自分を仕上げるだけだなと。階級は66キロ、フェザーですね。ちょっと身体の大きい選手、68キロでも対応できるようには準備しときたいすね。

――
欲があるんだったら、今回の9月の地上波でデビュー戦……なんて考えちゃうもんですけど。

平本
 さすがに9月は早すぎるかな、いまの組みのレベルからすると。

――
ここまではビッグマウス風に聞こえてましたけど(笑)、ちゃんと現実を見据えている。

平本
 9月でもイケるとは思うんですけど、どうせだったらもうちょっと置きたいなっていうのはあるっすね。一応9月もオファーはあったんですけど断りました。まだ早いかなあと思って。ハセケンさんも同じ意見で、ハセケンさんは「大晦日にした方がいいよ」って。「お金に困ってないなら慎重に来年でもかまわない」って。

――
慌ててないですね。RIZINじゃなかったらもっと早くやってました?

平本
 アマチュア大会とかに出てたかもしんないですね。 待ったぶん、粋がりまくろうかなっていう(笑)。

――
RIZINに来てからアンチもずいぶん増えましたよね(笑)。

平本
 増えたっすねぇ。もちろん応援してくれる人も増えてるんですけど。でも、 まだまだ足らないっすね。もっとこじらせたいですね。 グシャグシャにしたいですよ。自分が好きにやれば、そうなるとは思うんですけど。

――
けっこう騒ぎを起こしてますもんね。朝倉未来選手を挑発したら「今はこんな状況で試合も出来ないのでどこかジムを借りてレフェリーを入れてガチのスパーリングしませんか? こちらのYouTubeで撮影させてもらいますが、あなたのRIZIN初戦より高いファイトマネーを僕が払います」という要求があったり。

平本
 アレはちょっと違いますよねぇ。「試合でやりたい」と言ってるのにスパーリングでみたいに言われて、 それを断ったら逃げたみたいな。あれは意味がわかんなかったですね。自分のファンを使って「こっちが逃げた」みたいな雰囲気を出して、 ちょっと陰湿だなと思いました。

――
陰湿ですか。

・朝倉未来は陰湿
・朝倉未来とはこう戦う
・皇治はマジ弱い
・皇治は那須川天心にどうやって勝つのか……まだまだ続く


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