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KINGレイナの判定勝ちが物議を醸したキックルールの熊谷麻理奈戦。1ヵ月をまたずして再戦となったが、なんとKINGレイナがプロ2度目の計量超過。ふたたび物議を醸してしまった……佐伯さん、どうなるんですか!?


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――佐伯さん、KINGレイナ選手の体重超過の件は大変な騒ぎになってますね。

佐伯　こっちもビックリしたというか、試合前々日の時点で63キロだったんですよ。体重計に乗っている写真も送ってきたんです。 なんでそこから増えたんだというと、試合が終わったばかりでまだ話をしてないから自分にはわからないです。大沢文也選手のSNSには「夢遊病で食べちゃった」と。そんなの、もう言葉が出ないですよ。

――夢遊病と言われたら、医者でもないですし何も言えないですよね。

佐伯　まあ、まいりましたよ。彼女の人生を映画にしたい。自分がこの仕事を引退するときに監督をやるよ（苦笑）。

――「佐伯さんが甘いんじゃないか」と言われてますよね。佐伯さんは「甘い」じゃなくて「甘いもの」好きなんですけど。

佐伯　ハッキリ言いましょうか。 いままでKING選手を何回も怒って泣かしてますよ。自分もなんとかしたいなと思ってるんだけどね。ただ、KING選手のそばにずっとついていられるわけじゃないから、

――結局のところ本人がどうするかってことですもんね。

佐伯　それで夢遊病で食べちゃったって何も言えないよね。今回はジムの横田一則選手も相当、怒ってるしね。そりゃそうですよ。試合後に控室で立たされてめちゃくちゃ怒られてたの見ました。だから今後のことは考えなきゃいけないんですけど……この機会に言いたいのは、何かあると選手や関係者がSNSで自由に発言するじゃないですか。事実を書いてるんだったら気にならないんですよ。そうじゃないことを書かれると腹が立ちますよ。じゃあ反論すればいいって話になるけど、「それは違うよ」と訂正したところでまた書かれるから。

――そう思い込んだら否定されても考えを変えない人っていますね。

佐伯　もうきりがないからSNSでは書かないって決めたんですよ。グッとガマンする。今回あるニュースサイトでボクが大会後の囲みでKING選手を「半年間休業させる」と言ったと記事になって。実際はボクの発言がどういう風に受け止めなのかわからないけど、最低でも半年は試合させるつもりはない。もっと厳しいペナルティーも、との意味だったんですが。

――体重超過したから出場停止……というルールはないわけですもんね。

佐伯　DEEPのルールでは2キロ未満はペナルティ付きでの試合となるので選手サイドが試合を中止にすることはできない。 選手の出場停止処分に関しては日本にコミッションがあるわけじゃないので、ウチが使わなくても他の団体で試合はできるんですよね。自分が突き放してもオファーするところが出てくるでしょ。

――◯◯さんみたいに。

佐伯　（無視して）それだと突き放しても意味はないからね。落ち着いたら、どういう処置をとるのか考えなきゃいけない。その中で「最低半年は試合はさせない」というニュアンスだったのが「半年間休業」と報じられると自分から休んでる風に見えちゃってよくないでしょ。すぐに連絡して記事を変えてもらったんですけどね。

――何か処分をくだしたわけではないんですね。

佐伯　それはこれからなんですよ。KING選手の件はいろいろと誤解もあって。熊谷（麻理奈）選手と最初にやったときは63キロの契約だったけど、リリースしたときに間違えて61キロでマスコミに送っちゃったんですよ。それは内部の問題ですぐに気がついたので修正したんです。そうしたら試合が終わってから「KING選手の都合で63キロに変えた」とか騒ぎになって。


――なんか騒ぎになってましたね。契約体重が変わるなら説明があるはずだからリリースミスなんだろうなと思ったんですけど。


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