この記事は朝倉海vs堀口恭司語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


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朝倉海vs堀口恭司は衝撃的でしたね。まさかこんな結末が……堀口恭司とアメリカン・トップチームが組織戦で勝利したわけですけど、この試合の煽りVの楽曲が、自動車メーカー同士のル・マン24時間レースの熾烈な戦いを描いた映画「フォードvsフェラリー」だったんです。いやあ、まるで「チームファイトとは何か?」を暗示していたみたいで凄くないですか? まさに煽っていたという……

この朝倉海と堀口恭司、どっちにも勝ってほしい、どっちにも負けてほしくない戦いはまさに「ジャパニーズMMA」そのものだと思って見てました。この「ジャパニーズMMA」という言葉って凄く使い勝手がいいんですよね。とりあえず「ジャパニーズMMA」って言っておけばそれっぽく聞こえるという。「猪木イズム」に近いものがありますね。ちょっと前に「舐めんなよジャパニーズMMA」というキャッチコピーをつけたイベントもありましたけど(笑)。

この「ジャパニーズMMA」という言葉を定義する前に、「MMA」、いわゆるMixed Martial Artsという言葉自体が日本で浸透し始めたのは、じつはここ10年ぐらいなんですよね。みんな「総合格闘技」「総合」と言っていたり、「バーリトゥード」のほうがなじみがあったりして。 「MMA」も一部で使われてはいたんですけど、定着はしてなくて。PRIDEの登竜門イベント「THE BEST」の正式名称は「MMA THE BEST」なんですが、そのときに運営会社のDSEは「MMA」を商標登録してるんですね。そのあとにK-1が「K-1 MMA Championship ROMANEX」というイベントをやったんですが、商標の関係なのか大会直前にMMAの3文字は消えてるんですね。かといってDSEが「MMA」という言葉を積極的に使用していたかといえば、そうでもなくて。
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