「柔術ぼんやり層」に優しいブラジリアン柔術黒帯にして柔術専門ライターの橋本欽也氏が語るクレベル・コイケ!
――柔術ライターの欽也さん!今日はクレベル・コイケの凄さについて語ってください!!
欽也 俺は「Dropkick柔術部」の講師と言っても過言ではないですからね。ブラジリアン柔術のスポークスマンとして大任をはたしますよ。
――まずクレベル・コイケはどういう柔術家なんですか?
――ボンサイ柔術「第3の男」なんですね。
――中学生の頃から所属してたんですか。
――それでクレベルもボンサイ柔術に参加した。
――ブラジルからやってきて日本で柔術を始めたクレベルと、ブラジルで柔術を始めて日本にやってきたサトシ。
――クレベルはブラジリアン柔術の世界ではどのレベルまで活躍したんですか?
――柔術の実績ではサトシのほうが上なんですね。
――そこもサトシとは対照的ですね。
欽也 クレベルは戦いが好きなんだよね。KSWの契約が終わって、Road TO ONE(西浦“ウィッキー”聡生戦)でも勝ったんだけど、なかなか試合が組まれないってことで、自分で大会の参加費を払って国内の柔術大会に出てたんですよ。それでメダルを取りまくってね。決勝戦で負けたこともあったんだけど、クレベルは柔術とMMAをどっちもやりながら出てるじゃないですか。相手は柔術しかやってない専門家相手とやってもある程度まではいける。QUINTETでも活躍した岩崎(正寛)くんにも負けたことはあるんですけど、岩崎くんはCARPE DIEM BJJのトップの1人だから。
――岩崎選手は最近、萩原京平選手も指導されてますね。
――かなりの暴れん坊だという噂は聞いてますね(笑)。
――あれま。なんでケンカしたんですか?
――メンデス兄弟は柔術界ではビッグネームですね。
欽也 試合後の打ち上げも終わってからだから、夜中の1時頃に俺の部屋にやってきたんですよ。受け渡しの作業が終わって自分たちのホテルに帰るってなったときにタクシーを呼んだんですね。でも、当時はUberなんてものもなかったから全然来なくて。そうしたらクレベルが「なんでタクシーが来ないんだ!?(怒)」って俺に怒り始めて。
――なぜ欽也さんに(笑)。
欽也 ホント「知らねーよ!」って話なんだけど、「メンデスはワールドチャンピオンなのになんでこんな扱いするんだ!」ってずっと怒ってて。俺とクレベルの大ゲンカをハファエル・メンデスが「まあまあ、ケンカはやめろ」と止めに入るという。
――ワールドチャンピオンが仲裁を(笑)。
欽也 頼まれて写真をコピーしてやってるだけなのに。それから日本に戻ってもクレベルとは半年くらい口をきかなかったんだけど。アイツは柔術の試合で活躍するから、柔術ライターとしてコメントを取らないといけないでしょ。そのときに「あのときは悪かった……」みたいな感じで謝ってきて。
――和解はしたんですね。
欽也 。クレベルはメンデスたちとはファミリー的関係なので「試合が終わって疲れてるのになんでこんな扱いをするんだ?」ってキレちゃったんだろうね。俺は関係ないのに(笑)。
――すぐにスイッチが入っちゃう。
欽也 「なんで他人のことでそんなに熱くなるんだ?」って思うんだけど、RIZINのときもそうでしょ。 ボンサイ柔術の選手が勝ったら試合後にみんなで抱き合うし、サトシが泣きながらクレベルがRIZINに出られるようにマイクしたり。この感覚は日本人にはなくないですか?
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コメント
コメントを書く朝倉未来、クレベルと練習した事あるって言ってたような…
サトシとクレベル、なんか船木と鈴木みたいでいいなあ。