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Dropkickのプロレス格闘技本読書会!!  今回取り上げる本は「VADER TIME ベイダータイム 皇帝戦士の真実 」(徳間書店)です。この記事はDropkickニコ生配信で語られた感想を再編集・加筆したものです(語り・ジャン斉藤)


【Dropkick読書会バックナンバー】




今回はビッグバン・ベイダーの自伝「VADER TIME ベイダータイム 皇帝戦士の真実 」の感想です。 こんな放送を聴いてるのは特殊な方なので、 すでに購入されてる方は多いと思うんですけど。ズバリ言えば、これは絶対に読まなきゃいけないプロレス本です!  買わない奴はプロレスファンを名乗る資格がないぐらいの出来。プロレスの魅力、奥深さ、光と影…すべてが凝縮された本なんじゃないかと。 近年のプロレス関連書籍では一番の内容じゃないですかね。 2700円とお値段は張るんですけど、 つまらなかったらボクが代わりにお金を払いますよ!と言いたいです。「言いたい」だけで実際にお金を払わないんですけど(笑)。それくらい自信を持ってオススメできます。

なにしろページをめくるたびに、興味深いエピソードが次々に掘り起こされるんですよ。ベイダーはトップレスラーだったので、一流レスラーとの付き合いも多いからでしょうね。エピソードにとにかくハズレがない。 

三沢光晴との思い出も最高ですよ。 全日本プロレスが分裂してベイダーは残留するか、ノアに移籍するかの2択になるんですけど。 そこで三沢とベイダーが会談を持つその場所がディファ有明、無人のノア道場。2人しかいない道場で汗をかきながらお互いの胸の内をさらけ出す。 これが仮に盛った話だとしても、あの三沢光晴だったらやりかねないなっていう。

ショーン・マイケルズとの和解シーンも素晴らしい。両雄がなぜ揉めたのかは読んでいただきたいんですけど、 ベイダーもショーン・マイケルズもスーパースターなんですけど、人間としてどこか欠陥がある。それらを乗り越えて最終的にシェイクハンドする。超人たちの人間味が伝わってくるんですね。

そんな本の最大テーマのひとつがプロレスのスタイルなんですね。 「プロレスとは何か」という根源的な問いを突きつけてきます。

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