アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマはそれはセクハラではない……その後の「#SpeakingOut」です!






「プロレスラーやプロレスファンは、いまだにあのジョーイ・ライアンの悪行から何も学んでないのか? まだ同じセクハラ行為をしているじゃないか! 見ている観客たちも呆れはてて、口あんぐりしてるぜ」

2年前のプロレス版セクハラ・性暴力被害告発運動「#SpeakingOut」で多くの女性レスラーたちに性的虐待をしていた容疑で、プロレス界から追放された悪名高きジョーイ・ライアンの名前が、先日、ツイッターを騒がせた。

騒動の発端は、7月17日にアメリカ・サンフランシスコで開催された地元インディー団体UGWA(アンダーグラウンド・レスリング・アライアンス)の大会「More Gay Shit! モア・ゲイ・シット」で行われたゲイレスラーのエフィーと、女子レスラーのサンドラ・ムーンによる男女混合試合での試合中の出来事だった。

サンドラの持つ同団体認定プライドスタイル王座に、エフィーが挑戦するタイトルマッチとして行われたこの一戦。試合中盤、コーナーを背にしていたサンドラに対し、セカンドコーナーに登ったエフィーが、自分の股間をサンドラの顔に押し付けて連打する攻撃をしたところ、この行為が問題となった。
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