シュウ ああ、西川大和選手の契約のお話ですね。
――マシンガントークではなく、ロケット弾トークの勢いです。今回も破壊力満載でよろしくお願いします!
シュウ はい、よろしくお願いします。
――まずは平本蓮勝利のお話してなかったので、そこから振り返りたいなと。試合後の感想としてはいかがでしたか?
シュウ まあ、平本選手はケガもあったので、やっぱりカウンター待ちの戦い方になったんですけど、結局カウンター待ちの選手に対してスタンドで仕掛けていくというのは、かなり技術がないと難しい部分があるじゃないですか。どう入っていくか、だけでなく、カウンター待ちの相手を逆にどう前に出させるか、というのはスタンディングでの技術が必要になってくる。そうなると、そこにはやっぱりかなりの差があったので、弥益ドミネーター聡志選手はその術中にハマっちゃったのかなという感じでしたね。
――あのパターンになったら平本選手を崩すのは難しいということですよね。
シュウ というより、ドミネーター選手の得意な展開ではないということですよ。
――シュウさんからすると、ケガの中での出場だったのでかなり不安はあったわけですよね?
シュウ まあ、ボクはマネジメントですから、勝ったあとはもちろんですけど、やっぱり負けたあとのことも考えちゃいますからねえ。カムバックロードをつくるというのは、マネジャーにとって重要な仕事のひとつで、とても難しいことでもあるんで。
――選手のことは信じているけど、負けることも想定しながら動くという。
シュウ 信じているというよりも、勝負事は時の運、みたいな部分もあるじゃないですか。だから心配になっちゃうんですよね(笑)。でも、そんな心配を吹き飛ばしてくれるような試合をしてくれました。ただ、一番はじめの数分で何発かいいのを食らってドミネーター選手がダウンしていたじゃないですか。あの時点で、あそこからドミネーター選手が戦法を変えないんだったら、もうこれは大丈夫だなという安心感はありましたね。
――キャリア4戦目でこの安定感。作戦がハマったことも大きいんでしょうけど、凄いです。
シュウ あれだけのキャリアの選手にこんな試合ができるわけですからね。だから、ある意味で平本選手が持っているポテンシャルがあらためて表に出た試合でした。ただ、水を差すのもボクの仕事ですから言いますけど(笑)、しっかりと左右に動く、つまり横に動けてタックルに入ってくるようなアマレス出身の選手を切れるのかというと、また話は違ってくると思うので。そこは、また頑張りましょう!ということです。
――来年の話だと思いますが、RIZINとは今後の試合の話は進めているんですか?
シュウ まあ、ポイントはRIZINとしてはすぐにでも平本選手を使いたいと思うんですけど、やっぱり足のケガがあって、ドミネーター戦でもケガしているじゃないですか。そこから考えますと、そんなに早くは試合はできないので、たぶん早くても来年4月ぐらいかなと思います。そうなると、その前に時間があるので2~3ヵ月アメリカに行くことを計画しています。平本選手は「ロレックスの次はフェラーリを買いたい」と言ってるんですけど、彼は運転免許をまだ持ってないという話なので(笑)、それを取らなきゃということなんですが、アメリカに到着したらレンタカーでジムを数ヵ所を回るのもいいなと。それを企画として追いかけてもらえたらいいなという話はしてますね。
――でも、来年は平本選手は忙しくなりそうですよね。1年を通してどういうクライマックスに持っていくか。
シュウ 当然ですけど、ここから朝倉未来選手との戦いに向けて盛り上げようと思っています。そうすると、一番簡単なのは朝倉選手に勝っている選手と試合させたいということですよね。
――……というと、朝倉選手に勝っている選手はもう限られてますけどね(笑)。
シュウ だから、そういうことです! でも、簡単に試合を受けてくれると思わないので、それに近いところ、それにつながるような選手と試合をしたいと思っていますね。
――余談ですが、いまSNSでは平本選手が萩原京平選手とやり合ってるから「実現するんじゃないか?」と言われていますけど……
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コメント
コメントを書くダゲスタン共和国といえばヴォルク=ハンですね!(リングス脳)
諸経費(笑)
少なくとも数年前まではMLBの練習メニューは自主性に任せるのが基本だったから、これってむしろシュウヒラタのいう日本人MMA選手の練習スタイルだけど。
ファイトウィークの友人帯同だって、選手によるのでは。他スポーツを例にとって良いのであれば、サッカーの場合、ホームなら自宅から来ても良いチームもあれば、ホームであっても全員前日からホテルに集めるチームもあって、完全に監督の方針次第。
批判のために恣意的に情報を切り抜いている印象。