Scala Daysとは?
Scala Daysとは、弊社でも活用しているプログラミング言語Scalaに関する世界最大級の技術イベントです。世界中から著名Scala技術者や、Scalaの開発元であるTypesafeの技術者が集まって来ます。今年のScala Daysはドイツ(ベルリン)で開催されました。
ちなみに、過去のScala Days(ちなみに、筆者は全てのScala Daysに参加しています)は
- 2010: スイス(ローザンヌ)
- 2011: アメリカ(スタンフォード)
- 2012: イギリス(ロンドン)
- 2013: アメリカ(ニューヨーク)

Kosmos in Berlinの前に佇むテレビちゃん
写真は、Scala Days前日に、会場前でテレビちゃんと一緒に撮影したものです。どこか物悲しさが漂っていますね。ベルリンの東側には、トラムと呼ばれる路面電車が至るところに走っており、Kosmos in Berlinの近くにもトラムが走っていました。

トラムの線路
さて、前置きが長くなりましたが、Scala Daysの参加レポートをお届けしたいと思います。
Scala Days 1日目(6/16)

スポンサーのJetBrains社のブースでもらったヨーヨー
Scala Days初日は、Martin OderkyのKeynote『Scala the Simple Parts』で始まりました。

発表スライドの一部
発表の趣旨は、「キッチンシンク」言語だと誤解されがちなScalaの設計思想を、「Object-Oriented」と「Functional」の二つをキーワードに紐解いていくものでした。簡単に言うと、Scalaは、関数型言語に見られる良いパーツをオブジェクト指向言語の一部として実現したものだという事でした。Scalaの(本当の)設計思想については以前から論文などで再三言及されており、私自身にとってはそれほど新味はありませんでしたが、Simple ≠ Easy というキーワード等はとても印象に残りました。
発表後はすぐに夕食になりました(Oderky教授の発表は初日の夕方からでした)。サッカーのW杯中継を大スクリーンで見ながらのビュッフェ形式の立食パーティというなかなか粋なものでしたが、筆者はサッカーにあまり興味がないのが少し残念でした。ソーセージやソーセージやソーセージなど、肉料理がとても多かったのが印象に残っています。夕食を摂りながら、Scala Days参加技術者といくつかの議論をしましたが、TypesafeのEugene Yokota氏と行った、日本におけるScalaにおけるScala普及をめぐる議論が印象的でした。ちなみに、せっかくなので、このときに、テレビちゃんとOderky教授と私の3ショット(?)を撮っていただきました。

Martin Oderky教授とテレビちゃんと私
ドワンゴで、エンジニアの教育も担当している清水(@meso)です。
昨年に引き続き、今年もエンジニアの新人研修を担当いたしましたので、その内容をご紹介いたします。
なお、基本的には昨年のものをベースに改善したものなので昨年からの変更点のみをご紹介します。
昨年の内容はこちらを御覧ください。なお今年の新人は44名がエンジニアでした。
言語研修
言語研修は、昨年に引き続きJavaを学習してもらいました。昨年と異なり、今年は事前にレベル分けテストを受験していただき、SクラスとAクラスの2つのクラスに分けて研修を行いました。
昨年は研修会場は社外の会議室を借りていたのですが、今年は社内にあるセミナールーム等を用いて行いました。
また、昨年はオリジナルのテキストでしたが今年は結城先生の「Javaプログラミングレッスン第3版(上)」と「Javaプログラミングレッスン第3版(下)」をテキストに用いました。テストに関しては昨年同様「JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法」を配布して学習してもらいました。
基礎講習
基礎講習は、昨年2週間(10営業日)だったのですが、今年は8営業日で行いました。内容についての変更点は以下のとおりです。
1. ドワンゴエンジニアとしての心構え
- 「Team Geek」にあるHRTの原則の話を追加
- 「達人プログラマ」が絶版になってしまったため、配布できず
- 「リーダブルコード-―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック」を配布
- 和田卓人氏を招聘して新人エンジニアとしての心構え的な講演をしていただいた
2. Webの基礎知識
- 変更なし
3. SCMの使い方
- Subversionの使い方を削除し、Gitの使い方のみにした
4. Linuxの基礎知識
- Chefによる環境構築のハンズオンを追加した
5. Webアプリ開発の基礎知識
- Play Framework 2.2.3 for Javaにバージョンアップ
6. セキュリティ
- 変更なし
7. チーム開発の進め方
- 変更なし
チーム開発研修
チーム開発研修の課題は「ニコニコWebメッセンジャー@スマホ」でした。配布したスマホの端末上の標準ブラウザで動作する、メッセンジャーアプリを開発してもらいました。
TwitterやFacebookでログインができ、SNS上の友人がメッセンジャー上でも友人として現れるなどの基本的な機能のほか、スマホ上で撮影した動画をアップロードしたらサーバ側でGIFアニメーションに変換されて各端末上に表示されるなどの機能を実装していただきました。その上で、各チームで面白い要素を考えて実装することが要求されます。
その他のルールも昨年同様ですが、1チームは4名で組みました。
現在は、このチーム開発研修が終わり、発表用のプレゼンテーションを行う準備をしているところです。
配属前研修
配属前研修については昨年と変更ありません
まとめ
昨年が大きな変化のあった年なので、今年はそれほど大きく変化はしておりませんが、受講した新人本人や受け入れた配属先の先輩の意見を聞きながら、毎年あるべき研修の姿を目指して進化を続けていきます。 来年に向けてももちろん内容を最適化し続けていきます。
2014年度新入社員の今後の活躍に、どうぞご期待ください。
去る6/21に、歌舞伎座タワーにあるドワンゴのセミナールームにて、「歌舞伎座.tech#4 コンピュータ将棋プログラミング」という技術勉強会を開催いたしました。

「歌舞伎座.tech」とは、ドワンゴが主催する歌舞伎座タワーで行われる勉強会です。
第4回の今回は「コンピュータ将棋プログラミング」をテーマに、世界コンピュータ将棋選手権や電王戦等で活躍しているコンピュータ将棋プログラムを開発している第一線の方々に、普段の一般視聴者向けの放送では聞けない技術的に濃い話をしていただきました。
当日の登壇者と発表内容は以下のとおりです(募集ページ)。
- 「コンピュータ将棋の歴史と基本アルゴリズム」瀧澤武信(コンピュータ将棋協会会長)
- 「Bonanzaのヒューリスティック探索法:前向き枝刈りと勝利の三角形」保木邦仁(Bonanza開発者)
- 「SIMDと将棋プログラム / Magic Bitboard」山本一成(Ponanza開発者)
- 「コンピュータ囲碁の仕組み、将棋との比較」山下宏(YSS開発者)
- 「習甦における非線形評価関数と確率モデル」竹内章(習甦開発者)
また、LT枠として以下の発表をしていただきました。
- 「大合神クジラちゃん みんなで作る物語」鈴木雅博
- 「コンピュータ将棋プログラミングに関する書籍のご紹介」ko1kun
今回は当日開催されていた棋聖戦の生放送の中でこの勉強会の番組が紹介されたため、一気に視聴者数が増大してヒヤヒヤすることもありましたが、LT登壇者がお二人そろって忘れ物をして帰られた以外は特に問題なく無事終えることができました。出席者、登壇者ともに皆さん楽しんでいただけたようで主催者としてはホッとしております。
当日はニコニコ生放送でも配信をいたしました。タイムシフトをご覧いただければ当日の様子はお分かり頂けると思います。また、後ほどアーカイブを動画として上げる予定ですのでお待ちください。
今後も、定期的に「歌舞伎座.tech」を開催していこうと考えております。ご興味をもたれた方は是非ご参加頂ければと思います。
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