ニャンとも言えない一二三伝説 vol.26
                                       
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  目次            2013.7.16
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  ・チャンスが巡ってきたときに
  ・洗礼によって戦い方が変化
  ・真剣勝負における深い絆

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  チャンスが巡ってきたときに
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昭和48年(1973年)に新九段が誕生しました。
タイトルだった九段戦が発展して十段戦となったことで、
それまで八段が最高段位だった昇段制度の上限が九段になったのです。

新制度創設の際に3人の八段棋士が九段に昇段しました。
二上達也八段、丸田祐三八段、そして私、加藤(八段)の3人です。

私は九段昇段から約800勝を挙げています。
しかし、九段が最高段位ということで、
今後どんなに勝ち星を挙げても私が昇段することはありません。

ちなみに八段昇段後に250勝を挙げると九段へ昇段します。

振り返ってみますと私が洗礼を受けていなかったら、
半分の400勝もしていなかったと確信しております。

もちろん洗礼を受けた後に精進したことが大きかったのですが、
現在の活躍はなかったはずです。

勝負の世界に生きていて痛感することがあります。