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映画『ズートピア』を見た。
感想は、結論からいうと物足りなさを感じた。子供向けで、とても「甘い」と感じた。
もちろん、『ズートピア』は子供向けの映画なので、それに対して「子供騙しだ」というのは的外れな議論かもしれない。しかし現状では、この映画は多くの大人たちが見て、しかも大ヒットしている。多くの大人が絶賛している。つまり、大人向けの映画としても語られているのだ。
そして、その観点からいえば『ズートピア』は、大いに甘く、また物足りなかった。
そこで今日は、そう思った理由について書いてみたい。
『ズートピア』は、まずキャラクターが物足りなかった。どのキャラクターも好きになれなかった。
なぜ好きになれないかというと、「欠点」に欠けていたからだ。欠点がなく、美点だけが集積したような感じだ。つまり、ちっとも人間的ではないのだ。絵に描いた模範生であった。
そのため、映画を見ている間も、見終わっても、彼
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