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社長になって、初めて労使交渉(団交)なるものを体験した。
そこで、組合側から「社員の生活が厳しい」という意見が出た。厳しいから、もっと報酬をあげてもらわねば困るというわけだ。
そこで、ふと考えさせられた。確かに厳しいだろう。そこは同意する。だが、その厳しさはお金では緩和できないはずだ。なぜなら、社員の一生を会社が倒見られるわけでもなく、早晩(なんと60歳という若さ!)で普通は退職しなければならないからだ。そこからの生活費は、どの社員も自己責任で賄わなければならない。あるいは、そもそも会社がいつまでも今の状態であるとも限らない。潰れる可能性だってあるし、逆にそれ以上雇えなくなる状況だってなくはない。
だから、大切なのは、魚(お金)ではない。魚の捕り方(お金の稼ぎ方)だ。
そこで岩崎書店では、社員に対して継続的かつ体系的に、魚の捕り方(お金の稼ぎ方)を教育していくような機会(機能)を持つことに
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