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任天堂は、ファミコンのインターフェイスに十字ボタンを採用した。
十字ボタンは、もともとは横井軍平がゲーム&ウォッチのために開発したものだった。ゲーム&ウォッチで『ドンキーコング』を発売したとき、薄く小さな画面の中で上下左右にキャラクターを動かす必要があったのだが、価格的にもバランス的にもゲームセンターと同じ「ジョイスティック」をつけるわけにはいかなかったので、十字ボタンを開発して搭載したのである。
十字ボタンのすぐれている点は、プレイヤーが手元を見なくてもどの方向を押しているのか分かるところにある。
十字ボタンは、もとは文字通り上下左右に四つのボタンが独立して配置されていた。ところが、これには一つの問題があった。手元を見ないと、どの方向を押しているか分からなかったのだ。上下左右、どれを押しても感覚が一緒なので、プレイヤーが迷ってしまうのだ。
その問題を解決するために生まれたのが十字ボタンだ
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コメント
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なるほど。スマホゲームで一世を風靡した
「アングリーバード」「パズル&ドラゴン」「モンスターストライク」も
タッチパネル独自のインターフェイスを上手く利用した内容でした。
岩崎夏海(著者)
>>ゲーム内容とインターフェイスでいったらインターフェイスの方が強く、やがてインターフェイスがゲーム内容を支配するようになるんですよね。