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人に好かれるのは簡単だ。誰にでもできる方法が、一つだけある。
その方法とは――と、説明を始める前に、まずは「人が人を好きになるメカニズム」について見ていきたい。
人が人を好きになるとき、そこでは必ず「エゴ」が働いている。
人が人を好きになる場合、そこで本当に好きになっているのは、好きになった「他者」ではなく、「その他者を好きになった自分」なのである。その他者といるときの自分が好きだから、その他者を好きになったのだ。逆にいえば、その他者が自分の好きな自分を引き出してくれるので、ついでにその他者のことも好きになるのである。
試しに、自分が今好きな人、あるいは好きだった人のことを思い浮かべてほしい。
ぼくが中学校のとき好きになった塚原さんは、ぼくのことを「面白い」と言ってくれた。それでぼくは、なんともいえない快感を覚えた。そうして、塚原さんにもっと面白いと言ってもらいたいと思った。
そのため、以
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コメント
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とても小さなことなのですが、岩崎先生がこの記事をあげられた理由はなんですか?
一見すると先生の内的な事情なのかなとも思うのですが、この記事と現代人との関係や、このタイミングで書かれた理由などございましたら、大変興味があるので教えていただけないでしょうか?
岩崎夏海(著者)
>>1
そこまで深く考えていませんが、今のぼくはあまり人から好かれておらず、しかもそれは自分が望んでしていることですので、「自分はなぜ人に好きになってもらうとしないのか?」つまり上記のことが分かっていながらそれをしないのか、ということを考えているうちに、まずは好きになる方法を自分的にも確認しておこうと思って書いたのだと思います。
お忙しい中、ご返答ありがとうございました。
なるほど、この記事で整理されることで先生の選択にもさらに必然性が高まるということでしょうか。
競争考の「怒って相手から嫌われるメリット」などと併せて読むと大変興味深いです。
こちらの記事から何か展開されることがあればそちらも楽しみです。
改めて、ご返答ありがとうございました。