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ボローニャの桑畑三十郎(2,118字)
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ボローニャの桑畑三十郎(2,118字)

2017-04-10 06:00
  • 2
ボローニャでの児童書の買い付けにはいくつかの流儀があるみたいなのだが、それを抜きにすれば、これは何の買い付けでもそうなのだが、やっぱり「先に手を挙げた方が有利」というのがある。これまでこのブロマガでも何度も言及してきたが「アーリーアダプター」であることが、交渉を有利に進める上では大きいのだ。

人でも株でも、最初のまだ信用のないうちは価格が安い。例えば、何の実績もないクリエイターは安い価格で仕事を引き受けてくれるが、すでに名のあるクリエイターは依頼する人も多いから安価では引き受けてくれない。
絵本も同じで、まだ実績のない絵本は比較的安く売買されるが、人気作には高い値段がつくので、もはや取引すらままならない。

だから、どれだけ早く出会い、どれだけ早く契約するか――というのがとにかくだいじなのである。
ボローニャのブックフェアでは、世界各国の出版社が、まだ発売されていない本のサンプルを持ってくる
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自画自賛レポートとても面白かったです!
また読みたいです!

No.1 91ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
恐縮です。ボローニャのことはまた別の機会にお伝えいたします。

No.2 91ヶ月前
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