ハックルベリーに会いに行く
これからどう生きたらいいのか?:第13回(2,002字)
世の中というのは、どんどん変化が激しくなっている。情報の伝わるスピードが、どんどん速くなっているからだ。
おかげで、「未来がどうなるか?」ということの予測は、どんどんと難しくなっている。変化が速いと、その分不確定要素の入り込む余地が大きいため、変化の度合いもまた大きくなるからだ。
変化のスピードが速いということは、昔は10年くらいかけて起こった変化が、今は1年で起こってしまうということだ。昔は100年かけて起こった変化が、ほんの10年で起きてしまう。
そうなると、今、10年後の変化を予測することには、昔、100年後を予測したくらいの難しさになっている。19世紀末に、「2000年にはどのような世の中になっているか?」を予測することが流行したが、大半はSF的な荒唐無稽な予測で、もちろん当たっているものもあるものの、大半は大きく外れた。
なにしろ、19世紀末にはまだ電話がなかった。せいぜい手紙が
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