ハックルベリーに会いに行く
これからどう生きたらいいのか?:第28回(1,686字)
人間にとって「人口」というのは、自らの生命や欲求を越えた関心事なのかもしれない。それというのも、古代において人類は、稲作が発明されるやいなや個々人の寿命は縮まってでも、人口が増えるからという理由でその社会の創造に邁進した。翻って現代は、多くの個人が自らの恋愛欲求や性欲に従わず、結果的に人口を減らすこととなっている。
このままいけば、人口が減ることは目に見えている。そのとき、我々の「子供を作る」という行為がどのように推移するのか、それはまだ分からないが、しかし少なくとも向こう50年はこのまま結婚が成立しにくく、従って人口が減り続ける社会が続くと予測される。つまり、今生きている我々のほとんどがその生涯において、人口減少社会の中に生きざるを得ないのだ。もし再び人口が増えるような時代が来るとすれば、それはまだ生まれていない世代によってだろう。
その意味で、2018年現在生きている我々は、この人口減
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