• このエントリーをはてなブックマークに追加
クラス会で挙手をしたY(1,915字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

クラス会で挙手をしたY(1,915字)

2019-05-09 06:00
    そんなふうに、Yはぼくに感動した。
    それから、このプレーがきっかけで、Yはぼくのことが好きになった。

    Yがぼくのことを好きになるのは、(ぼくが言うのは変だが)理由はよく分かった。ぼくはこれまで、たびたびそういう形で誰かに好きになられることがあったからだ。

    ぼくは変わり者で、エキセントリックで、個性的で、全く独自の考えを持っていた。普通は、そういう人間は煙たがって遠巻きにするものだが、ごく希に、そういうぼくにも興味を示す人がいた。

    そして、ぼくに興味を示す人には一つ、大きな共通する特徴があった。何かというと、それは「心に余裕のあること」だった。あるいは、人生が上手くいっていることだった。そういう人が、ぼくに興味を示すのだ。

    コミュニケーション能力に長けていて、周りとの連携が上手く、能力値が高い。そのおかげで人生が上手くいっている人ほど、ぼくのことを好きになった。これは、それ以前も、それ以降も
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。