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映画のサンプリングについて研究する:その6「『真夜中のカーボーイ』をサンプリングしたことの意味」(2,112字)
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映画のサンプリングについて研究する:その6「『真夜中のカーボーイ』をサンプリングしたことの意味」(2,112字)

2020-01-16 06:00
    『フォレスト・ガンプ』は、サンプリングに満ちあふれた映画だ。その内容はというと、主人公のガンプが、アメリカ(とそれにまつわる国)の、さまざまな年代(主に50年代から80年代)のさまざまな場所を駆け巡る――というものである。

    そういう構造になっているから、いろんな映画からサンプリングがしやすい。逆にいえば、サンプリングを目的としたからこそそういう構造にした、ともいえる。主人公がさまざまな年代のさまざまな場所を駆け巡るという設定にすれば、過去の映画のいろんないいところを、きわめて自然な形でサンプリングできるからだ。

    その映画の中盤で、ガンプは1971年暮れのニューヨークへ行く。そこで、「ダン中尉と再開するシーン」が展開される。

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    画面は、見ているテレビに1972年になった瞬間の映像が流れるシーン。


    ただ、この映画を俯瞰で見てみると、そこで「ガンプとダン中尉が道を渡るシーン」が必要なかったのと同様に
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