ハックルベリーに会いに行く
きみは一人でも生きていける:第2回(1,617字)
きみには今、正体不明の苦しさがないだろうか? そして、ゾンビ映画に心引かれることはないだろうか? ゾンビ映画を見ると、逃げ惑う登場人物になんともいえない共感を抱くことはないだろうか?
もしそうなら、きみはしっかりとした人間だ。一人でも生きていける。きみがゾンビ映画に心引かれるのは、ちゃんとした理由がある。それを今から説明する。
きみがゾンビ映画(ゾンビゲームでも、ゾンビマンガでもいい)に心引かれるのは、正体不明の不安を抱えているからだ。「この世界に居場所がない」と、意識的にも無意識的にも感じているからだ。逃げ場がないと感じている。そして、周囲の人に「自分とは相容れない」という違和感を抱いている。
だから、現実世界が好きになれない。おかげで、似たような境遇のゾンビ映画の登場人物たちに、少なくない共感を抱くのだ。
ゾンビ映画の登場人物も、強い不安を抱いている。周囲がゾンビばっかりなの
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。