コロナにおいて、「感染の検査」ではなく「抗体の検査」が実現したら、世の中大きく変わるだろう。というのは、もうすでに抗体を持っている人が実は少なくないと思うからだ。つまり、もうすでに多くの人が感染し、ほとんど無症状で治ってしまったのではないか――そんな気がする。それが分かると、自粛ムードも一気に緩和されるだろう。

今回のコロナの特徴は、人にとって症状が大きく違うところだ。全く症状が出ない人から、死んでしまう人までと幅広い。

では、症状の強い人と弱い人との違いは何か?
それは、免疫の違いだろう。コロナウイルスは、免疫を過剰に反応させて、それによって身体にダメージを与える。炎症とは免疫の過剰反応なのだ。ウイルスを追い出そうと免疫が頑張りすぎて、炎症が起こる。それによって本来の機能がおろそかになる。肺だと呼吸ができなくなり、人が死ぬのである。

ただし、免疫力が高いと、過剰反応は起こらない。だから「