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こうして「もしドラ」を小説形式で書くことが決まった。
その加藤さんとの最初の打合せの帰り、ぼくは夜道を歩きながら、携帯電話で実家に電話をした。すると、母親が出た。しかし、この時は夜も遅かったので、すでに寝ていたようだった。
寝ぼけ声で電話に出た母に対し、ぼくは本を書けることになったあらましを簡単に説明した。
すると母親は、眠そうな声で「良かったじゃない」と言った。
それからぼくは、自分の決意を表明するため、それまで心の奥に閉まっていたことを母親に告げた。
その加藤さんとの最初の打合せの帰り、ぼくは夜道を歩きながら、携帯電話で実家に電話をした。すると、母親が出た。しかし、この時は夜も遅かったので、すでに寝ていたようだった。
寝ぼけ声で電話に出た母に対し、ぼくは本を書けることになったあらましを簡単に説明した。
すると母親は、眠そうな声で「良かったじゃない」と言った。
それからぼくは、自分の決意を表明するため、それまで心の奥に閉まっていたことを母親に告げた。
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コメント
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「ただ聞いてあげるだけ」、簡単そうでなかなか出来ないコミュニケーションですね。
友達、恋人、仕事仲間に決意を打ち明けられると、ついつい必要以上に応援してしまったり
自分の意見などをそえてしまいがちです。
読んでいて「ハッ」と、自分の普段の受け答えを反省してしまいました。
今回のようなコミュニケーションについてのテーマもまた扱っていただきたいです。
岩崎夏海(著者)
>>1
コメントありがとうございます。
そうですね、ぼくにとってもコミュニケーションは大きなテーマです。
仰るように、「ただ聞くだけ」というのはかえって難しいのかもしれませんね。
今度テーマとして何か書けたらと思います。