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[連載第26回]「もしドラ」はなぜ売れたのか?「決意表明」(2,397字)
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[連載第26回]「もしドラ」はなぜ売れたのか?「決意表明」(2,397字)

2013-04-18 06:00
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こうして「もしドラ」を小説形式で書くことが決まった。
その加藤さんとの最初の打合せの帰り、ぼくは夜道を歩きながら、携帯電話で実家に電話をした。すると、母親が出た。しかし、この時は夜も遅かったので、すでに寝ていたようだった。
寝ぼけ声で電話に出た母に対し、ぼくは本を書けることになったあらましを簡単に説明した。

すると母親は、眠そうな声で「良かったじゃない」と言った。
それからぼくは、自分の決意を表明するため、それまで心の奥に閉まっていたことを母親に告げた。
 
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「ただ聞いてあげるだけ」、簡単そうでなかなか出来ないコミュニケーションですね。

友達、恋人、仕事仲間に決意を打ち明けられると、ついつい必要以上に応援してしまったり
自分の意見などをそえてしまいがちです。
読んでいて「ハッ」と、自分の普段の受け答えを反省してしまいました。

今回のようなコミュニケーションについてのテーマもまた扱っていただきたいです。

No.1 141ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
コメントありがとうございます。
そうですね、ぼくにとってもコミュニケーションは大きなテーマです。
仰るように、「ただ聞くだけ」というのはかえって難しいのかもしれませんね。
今度テーマとして何か書けたらと思います。

No.2 141ヶ月前
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