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感覚的な人間か、論理的な人間か――人間には大きくこの二つの傾向がある。ただし、どちらか一つに偏っているというわけではなく、誰でも両方の性質を持っている。そのバランスが、人によって違うのだ。
そして、人は美しいところで育つと感覚的になり、醜いところで育つと論理的になる。感覚的な人間というのは、論理というものを信じず、むしろ自分の直感を信じる。その直感は、だいたい「視覚」に依拠している。つまり、美しいか否か、である。美しいものは直感的に信じ、醜いものは直感的に否定する。
では、「美しいところ」とはどういうところか?
それは、基本的には「美しい空」があるところである。また、美しい空と地球とが作る関係性――つまる「美しいスカイライン」があるところだ。これがあるところで育つと、美的感性が育まれ、感覚的な人間になる。
ちなみに、日本で一番美しいところは盆地である。特に、西側に高い山脈があると、美しさが
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