今日は連載をお休みして最近思っていることを書いてみたい。


社会が変化すると新しい考え方が必要になる。新しい社会に古い考え方を当てはめようとすると、必ず失敗し、人生そのものが歪になってしまう。だから、考え方はどこまでも柔軟にする必要がある。

そもそも、人間の考え方は柔軟にできている。だから時代は変化するのだ。100年前はもちろん10年前とも激変している。それはつまり、多くの人が考え方を変化させているということだ。

その中で、変化に取り残されて人生を毀損する人たちがいる。そういう人は、しかし誰も救ってくれない。これは人間の残酷なところでもあるが、仕方のないところでもある。取り残される人が生贄になってくれるからこそ、それ以外の人にとって生きやすい世の中が生まれるからだ。

ガゼルの群れにライオンが襲いかかったとき、その中の一匹が犠牲になって他を逃すという行動が観察される。これは実に不思議なことだが