最近、『アポロ10号 1/2 宇宙時代のアドベンチャー』という映画を見て感動した。

これは、1960年生まれの監督が、少年だった頃(9歳の頃)の1969年を振り返って作った作品だ。フィクションだが、自伝的要素も強い。監督はテキサスの生まれで、近くにはNASAがあった。父はNASAの職員だった。だから、アポロの月面着陸という史実が、一つの主要なテーマとなっている。

1969年当時、ぼくはアメリカのマサチューセッツ州に暮らしていた。まだ1歳で全く覚えていないが、間違いなくアポロの月面着陸が引き越した喧噪は体験したはずだ。そのせいか、この映画はなんともいえず懐かしい。とにかく、とても良い映画だ。

この映画で印象に残ったのは、「当時は子供たちがたくさんいて、遊び場や遊び相手には困らなかった」という回想が挟まるところだ。これは、監督よりは8歳年下だが、ぼくの体験とも重なる。

1968年生まれのぼくも