ハックルベリーに会いに行く
令和日本経済の行方:その26(2,119字)
科学化された社会の運営において、リーダーは「独裁者」が望ましい。なぜなら、独裁者の方が合理的だからだ。そうして、あくなき合理性を追求するのが科学化社会である。
ただ、独裁者には「小利口化して世の中を不幸に陥れる」という危険性が伴う。だから、それを計画的(科学的)に避ける必要がある。予防する必要がある。
独裁者の小利口化を予防するには、まず「なぜ独裁者は小利口化するのか?」ということを解き明かす必要があるだろう。ただ、これの答えはほとんど2つしかない。1つは、「独裁者の道を退いたとき、大きな厄災が待っている」ということ。もう1つは、「独裁の地位に酔いしれ、それに固執してしまう」ということ。
20世紀の有名な独裁者に、ヒトラー、スターリン、毛沢東の3名がいるが、彼らはいずれも上記2つの理由によって小利口化した。そうして就任後になって悪政を展開するようになり、社会を不幸のどん底に陥れた。
それに
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