• このエントリーをはてなブックマークに追加
庭について:その33(1,719字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

庭について:その33(1,719字)

2023-06-09 06:00
    ウィリアム・ロビンソンは植物園的な「異様に手のかかった庭」に異を唱え、「手間がかからず、自然なままでも美しい庭」を推奨した。彼はそれを『ワイルド・ガーデン」と名づけ、そのままのタイトルで1870年に本も出した。

    するとこれが大ヒットし、イギリス中でワイルドガーデンブーム、あるいは手間を掛けない庭造り=ナチュラルガーデンブームを巻き起こした。現代でも、イギリスをはじめ世界中でナチュラルガーデンは人気だが、その原型はロビンソンが造ったのだ。

    ロビンソンは、本の大ヒットを受け翌1871年、雑誌「ザ・ガーデン」を発刊すると、こちらも大ヒットさせる。さらに、これらの収益から得たお金を元に1884年、ロンドンから南に50kmほど行ったところの郊外に、広大な庭を備えたお屋敷「グレイブタイ・マナー」を購入する。

    そうして、ここにさまざまな植物を植えていくことで、自身が提唱するワイルドガーデンの実験場として
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。