ハックルベリーに会いに行く
石原莞爾と東條英機:その13(1,629字)
陸軍士官学校の16期生、永田鉄山、小畑敏四郎、岡村寧次は「三羽がらす」と呼ばれた。ちなみに、卒業時の成績は永田が首位、小畑は5位、岡村は6位だった。
この3人には共通項があった。また、仲良くなったきっかけもあった。
それは、ある「デキの悪い後輩」の勉強を見ていたことだ。1期下、17期のある生徒が、陸大を受けるのだけれども2度も不合格になった。そのため、3人が代わりばんこに勉強を見てあげたのである。
そうするうちに、3人は自然と仲良くなった。また、元々「勉強を教えるため」に集まった仲間だから、その場は自然と「勉強会」へと発展していった。そうして、彼らが最も勉強するべきこと、すなわち戦争と陸軍について、議論し、考えを深めていったのだ。
ところで、ピーター・ドラッカーは「最高の学びは教えることだ」と言っている。あるいは、リチャード・ファインマンも全く同じことを言っていて、「先生をしていると何より
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