ハックルベリーに会いに行く
偽物の個人時代:その26(1,606字)
ここまで連載を続けてきて、ようやく「偽物の個人時代」の出口が見えてきた。それは「真善美の復権」である。それに伴う「個々人における審美眼の養成」だ。これからの時代、あらゆる人にとって審美眼の養成が不可欠となるだろう。審美眼がないと、「本物の個人時代」はとても生きづらいものになるからだ。
しかし今は、残念ながら審美眼のない人が多い。今の「偽物の個人時代」が多くの人にとって生きにくいのは、審美眼がない中で個人主義を貫こうとするからである。そこで、いろいろと無理が生じているのだ。
これが審美眼を持てるようになると、一気に視界が開ける。そうして、個人主義も貫きやすくなる。
では、審美眼を養成するにはどうすればいいか? これの答えは、自分でも意外なものになるが、雑誌「BRUTUS」を読む――というものである。なんなら定期購読してもいい。それだけで、審美眼は鍛えられる。
雑誌というのは、もはや完全に死に
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