ハックルベリーに会いに行く
庭について:その68(1,701字)
「日本三名園」という呼び名は有名だが、個々の庭園について詳しく知る人は少ないのではないか。ちなみに「日本三大○○」の最初は「日本三景」すなわち「松島・天橋立・宮島」だといわれている。
この三名園に共通するのは、いずれも江戸時代に作られた回遊式庭園ということである。すなわち桂離宮の深甚な影響下にあるということだ。
江戸は徳川の治世だが、各大名がそれぞれの藩を統治する一種の合衆国であった。そのため、大名のうちの何人かは、権力を誇示するためと、数寄者としての個性を発揮するため、庭造りに力を傾けたのである。
それで、各地にいくつもの大名が作った庭ができた。これらを「大名庭園」ともいう。いずれも回遊式庭園で、真ん中に池を設け、その周りに遊歩道を配した。作られた場所は、藩内郊外の別邸が多かった。
また、江戸の各大名の下屋敷にも庭は積極的に造られた。そのため、江戸はある意味庭園だらけだった。ただし、時代
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コメント
コメントを書く>>1
ありがとうございます!
その通りです。訂正いたします!
岩崎様
お忙しい中調整ありがとうございます。