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「劣化する人」というのがぼくの年来のホットなテーマだった。40歳以降に急速に能力を衰えさせる人がそこかしこにいて、どうしてそうなるかというのが不思議だった。だから、それを考察するためにこの連載をした。
すると、そこで分かったのは彼らが短絡的思考人間、モノマネ人間であるということだった。物事を深く、あるいは長く考えず、すぐに結論を導き出そうとするため、モノマネをする。まるでそれが頭が良いことの証明でもあるかのように。
そういう人間は実は多い。なぜかというとこれまでの社会はそういうモノマネ人間に有利だったからだ。特に産業革命以降は有利だった。
なぜなら、機械が発達したことで、機械を扱うモノマネ人間、機械人間の居場所が爆増したからだ。それで人口も爆増したが、増えたのはほとんどモノマネ人間、機械人間の子孫だった。だから、そういう人たちの割合が一気に増したのだ。
しかしそれが21世紀に入って、主にA
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最終更新日:2024-09-24 09:30
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