ハックルベリーに会いに行く
アメリカ人にとっての映画的なベトナム戦争(2,581字)
ベトナム戦争は1975年に終わったらしい。
「らしい」というのは、当時ぼくは7歳だったが、そんなことはちっとも知らなかったからだ。終わったのに気づかなかった。
その頃、両親がベトナム戦争に反対していたのはなんとなく覚えているが、終結について、喜んだとか、ホッとしたとか、話題にしていた記憶がない。
なぜなら、ベトナム戦争の終わり方ははっきりとしてなく、どさくさに紛れて、段階的に、うやむやのうちに終わったからだ。それは、アメリカが「ベトナム戦争は敗北だった」と認めたくないからで、今でも敗北と認めていない。
しかしほとんどのアメリカ人は、ベトナム戦争を完全な失敗だったと思い、また敗北だと位置づけている。ベトナム戦争は、世界的にはもちろん、アメリカから見ても、アメリカが負けたという認識で一致しているのだ。
「ハーツ・アンド・マインズ」という映画を見た。ベトナム戦争について描いたドキュメンタリー作品
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