ハックルベリーに会いに行く
ゆっくりと殺されていく存在(1,952字)
近頃ぼくが思うのは、この国(日本)は驚くほど平和だということだ。犯罪の件数が少ない。それは歴史を学べば学ぶほど感じる。どうしてこうなったのか?
一番は食料の共有が安定していることだ。食料にさえありつければ、人はやけにならない。そうして犯罪も起こさない。
また、食料以外の生活のインフラも整っている。むしろ整いすぎていて怖いと感じるくらいだ。
ぼくは毎日肉を食べているが、この肉はいったいどこから来たのかと思う。あるいは先日も、トルコライスを食べたら必要以上の豚肉が出てきて、不本意ながら残してしまった。もっと少なくてもいいと思ったのが、逆にいえば、そのお店は客が残すくらいに豚肉を出したって経営には困らないわけだ。それは豚が大量に生産されて、肉が非常に安価になっているからである。この世界では恐ろしいほど豚が生産され、恐ろしいほど殺されている。それこそ余るくらいなのだ。
そういう世界で、ぼくがちょっ
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コメント
コメントを書くなんだこれ!
こういう記事を読むと会員で良かったと思います。
確かに極めて読者を選びそうな文章ですが、興味深い意見だと思います。
ただ「社会の中で果たさなければならない役割」「引き受けてしまったのだからしょうがない」
といった部分にはハックルさん疲れているのかな~と心配してしまうところも少しあります。
文学者はこれぐらい振り切ってていいのかもしれないですが。