ハックルベリーに会いに行く
教養論その5「議論を深めるための種」(1,953字)
教養において言葉はとても重要な役割を果たす。それ以前に、「言葉そのものが教養」ということもできる。言語能力は、そのまま思考能力と直結する。だから、思考能力を高めたければ、言語能力を高める必要があるのだ。
では、言語能力はどうやって高めればいいのか?
それは、鉄と同じで「鍛える」ということである。どんどん叩く――則ち「会話する」ということだ。それも、緊張感を伴った会話をする必要がある。端的にいえば、「有意義な議論をする」ということだ。
では、有意義な議論はどうすればできるのか?
それは、有意義な問いを見つける――ということである。
議論というのは、必ずその種となる「問い」を必要とする。そして、議論はその「問い」次第で有意義にもなれば、無意義にもなる。あるいは、面白くなればつまらなくもなる。議論のクオリティは、その種となる「問い」のクオリティに匹敵するといえよう。
そのため、有意義な議論をする
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