ハックルベリーに会いに行く
教養論その22「言語能力における『構成力』とは何か?(後編)」(1,981字)
前回は、言語能力における構成力とは何か――ということを見てきた。
それは、詰まるところ「相手に伝えたいこと(ゴール)を明確にし、そこからの逆算で言葉全体を構成すること」である。話の構成の下手な人は、この「ゴール設定」ができていないため、構成ができていない。そうして、いわゆる「オチ」のない話になってしまうのだ。
では、そうした構成力はどうすれば養われるのか?
言語能力における構成力を養う一番のコツは、まずは言語の構成の「基本形」というものを把握することである。その型を知るということなのだ。
では、言語能力における「型」とは何か?
それは、「オチ」を活かすための「フリ」を、しっかり作るということに尽きるのである。
先述したように、話の構成というものはまずはゴールを設定するところが始める。それは「オチ」を決めるということでもある。
そして、オチを決めたら今度はそこから逆算して「フリ」を決
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