• このエントリーをはてなブックマークに追加
世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その10(2,173字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その10(2,173字)

2016-03-15 06:00
    第二次大戦が終わったとき、日本は貧困のどん底に喘いでいた。しかし、そこからたった二〇年ほどで、驚くほどの復興を遂げる。
    その背景には何があったのか?
    それを、日本の輸出産業の変遷から繙いてみたい。


    戦争直後、日本の輸出産業では玩具が大きく伸張した。
    その理由としては、当時日本の労働力が安かったことと、もう一つは日本の高い技術力が欧米のメーカーを凌駕していたことが挙げられる。
    なぜ日本の技術力が高かったかといえば、この頃の玩具製造はまだ手工業が主だったので、それに携わる職人の質と量で欧米を大きく上回っていたからだ。日本人には手先の器用な人間が多かったのである。

    これもやはり、日本独特の美的感覚によるものだ。日本は、美的感覚の優れた人間が多いため、手先の器用な人間を安価で多数確保しやすい。
    このおもちゃ産業を筆頭に、日本はさまざまな分野において手先の器用さ――つまり「技術」においてその存在感を
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。