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Vol.159 結城浩/フロー・ライティング - 文章について妻と話す/売上分析/継続は力なり/
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Vol.159 結城浩/フロー・ライティング - 文章について妻と話す/売上分析/継続は力なり/

2015-04-14 07:00
    Vol.159 結城浩/フロー・ライティング - 文章について妻と話す/売上分析/継続は力なり/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年4月14日 Vol.159

    はじめに

    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

    早くも四月半ばになってしまいました。 このあいだ2015年が始まったと思ったのに!

    このあいだまで桜が咲いていて、何だかポカポカ陽気だったのに、 「花冷え」というのでしょうか、急激に寒くなってしまいました。 お元気ですか。

     * * *

    新刊の話。

    いよいよ今週後半ごろから、 新刊の『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』が書店に並びます。 何冊本を出しても、この喜びは変わりませんね。 新しい!本が!出まーす!

    この結城メルマガが配信される火曜日は、 いくつかの書店さんに並ぶサイン本を作りに編集部へ。 公開できる情報があったら、また随時アナウンスしますね。

     ◆『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797382317/hyuki-22/

     * * *

    書籍といえば。

    Twitterで、よつとあ(@yotsutoa)さんが、 結城の本を積み上げた写真を投稿なさっていました。 よつとあさんが持っている本は積み上げると65cm, 5.1kgもあったとのこと。 すごいですね…たくさんお読みいただき、ありがとうございます!

     https://twitter.com/yotsutoa/status/582047152098029568/photo/1

     * * *

    「数学メモ」というサイトを作りました。

     ◆数学メモ
     http://mathmemo.textfile.org/

    それほどちゃんとした文章ではありませんが、 数式混じりのちょっとしたメモを書くためのサイトです。

    このような数式をWebで書くときにはMathJaxを使うと便利です。

     ◆MathJax
     http://www.mathjax.org

    Webのhead要素に少し書き足すだけで、 本文中にLaTeXの数式を書けば、この「数学メモ」のように数式が表示されます。 すばらしい時代ですね。

    結城はこの「数学メモ」を自分専用(自分だけが書き込める) サイトとして作りました。自分だけがユーザだと、 プログラムを作るのがとても簡単になります。 昔ながらのCGIの技術で、Rubyでちょっとプログラムを書くだけで完成。

    今回「数学メモ」を書くときに工夫したのは、 Web経由で書くことと、直接ファイルをエディタで書くことを融合させることでした。

    実はこの「数学メモ」はDropboxを利用しています。 Webから「数学メモ」を書いた結果は、 テキストファイルとしてサーバに保存されます(ファイルの拡張子は .tex)。

    保存されたテキストファイルはDropbox経由で結城の手元のMacにやってきます。 結城がMacでそのファイルを編集すると、 またDropbox経由でサーバのファイルと同期が行われ、 Webに表示される内容も更新される。

    たとえば、電車の中でiPhoneでWeb経由で書き込んだメモを、 後からMacのエディタでさらに編集するということが簡単にできるのです。

    ちょっとしたプログラムを自分で組めるというのは楽しいものですね。

     * * *

    科学読み物の話。

    『ドミトリーともきんす』という高野文子さんの漫画が人気です。

    アカデミカルな『めぞん一刻』みたいな本、というと語弊があるでしょうか。 学生時代の湯川秀樹、朝永振一郎、中谷宇吉郎、牧野富太郎の四人が、 とある学生寮で青春時代を送っていた……という設定の漫画です。 サイエンス読み物好きにはこたえられない一冊だと思います。

     ◆『ドミトリーともきんす』(高野 文子)
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120046575/hyuki-22/

    『めぞん一刻』みたいと書いたのは、 その寮には「とも子さん」という寮母さんと娘の「きん子」さんが登場するため。 二人合わせて「ともきんす」。 もちろん、ガモフが書いた《トムキンス》にならったもの。

    『めぞん一刻』のような恋愛ものではないけれど、 『ドミトリーともきんす』に描かれるような学徒の姿に、 結城はなぜか甘い青春時代を感じてしまうのです。

     ◆高野文子インタビュー(数理的発想法11)
     http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/omr/vol70/mathematical/index.html

     * * *

    さて、それでは今週の結城メルマガを始めましょう。

    今回は「フロー・ライティング」をPDFでお送りします。 私と妻が食卓で「文章を書くこと」についておしゃべりしたときの様子です。 PDFをダウンロードしてお読みください。

    また「仕事の心がけ」のコーナーでは、 確定申告も済んだので「一年の売上を分析する」ことを書きます。 具体的な売上は書きませんけれど、 「どんなふうに分析するか」を簡単にお話します。

    さらに、問題解決のちょっとしたヒントとして、 「レベルを変えて問題解決」もお届けしましょう。

    そして「学ぶときの心がけ」のコーナーでは、 春という季節に思う「継続は力なり」を書いてみました。

    お楽しみいただければ感謝です!

    目次

    • はじめに
    • フロー・ライティング - 文章について妻と話す
    • 一年の売上を分析する - 仕事の心がけ
    • レベルを変えて問題解決 - 仕事の心がけ
    • 継続は力なり - 学ぶときの心がけ
    • おわりに
     
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