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第278回 もはや共存するしかないあれこれのウラガワ(2)
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第278回 もはや共存するしかないあれこれのウラガワ(2)

2021-03-31 18:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第278回 もはや共存するしかないあれこれのウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    ・もはや共存するしかないあれこれのウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     【配信版】月刊オメ★コボシ 3月分 アーカイブ配信中
     2/25発売『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』に作品収録
     映画『遊星王子2021』に出演
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    前回の続き。フリーで編集やライターをしている吉田さん(仮名)は、母親の実家の古い家に住むことになった。
    そこの家で隠されていた「開かずの間」の小部屋には、びっくりすることが書かれた日記帳が何冊もあり……。

    また別の話。ときどき会う芸人さんは以前、繁華街の外れにある安アパートに住んでいたが、あるとき帰ってきたら部屋の前にパトカーが。
    「あなたと同居している女性が、殺されました」
    しかし自分には同居人はいない。いったいどういうこと?

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ
    2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ
    2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     前回の、ざっとした粗筋を書いておく。フリーで編集やライターをしている吉田さんは、厳つい顔の肥満体で一見コワモテだが、実は小心で真面目。

     家族は離散していて、彼もバツイチ独身。しかし母に頼まれ、母の実家である古い家に住むこととなった。そこで、隠されていた小部屋を見つける。扉が釘付けされ、大きな箪笥で隠された部屋には、びっくりすることが書かれた日記帳が何冊もあった。

     本当の家の持ち主は野間という家族で、吉田一家に家を乗っ取られていたのだった。そして野間一家も、離散して誰も残っていない。

     その日記を書いていたのは、吉田さんの祖父の友達だった野間英一なる人物で、彼は小説家を目指しながらその部屋に閉じこもり、若くして自殺していた。写真を見れば、吉田さんと正反対の細身で女性的な美青年だったという。

                       ※

     私も聞いた瞬間、不思議に思ったのは、吉田のお祖父さんはどうして野間英一の日記帳を処分しなかったか、ということだった。
     部屋そのものを釘付けにして隠していたとはいえ、本棚に不都合な事実が書かれた日記帳をすべて残したままだったのはなぜ、と。

     
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