オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第97回 嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ(1)
◆もくじ◆
・嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ(1)
・最近の志麻子さん
5/15(日)「オメ☆コボシ ここまでイッても委員会?3」@ロフトプラスワンWEST 開催
満席になりました→バスツアー「岩井志麻子・徳光正行と行く【オメ☆コボシ】社会科見学」
「韓流アフタヌーン~岩井志麻子のイイオトコ図鑑」次回は4/15(金)
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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今月のテーマは「嘘つき」。
誰しも嘘を吐いたことはある、岩井さんだって「嘘つき」だ。だがそれは子どもじみた保身や見栄の嘘がほとんど。
そうではない「嘘」をつかずにはいられない人たちもいる。
岩井さんの読者にはおなじみ、元マネージャーのL美もそう。
そして今回岩井さんが「嘘つき」と言って思い出すのは、あるAVメーカーのパーティーで再会した女優で……。
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2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ」
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ」
2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ」
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ」
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ」
4月「春の喜怒哀楽のウラガワ」
5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ」
6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ」
7月「異国の夏休みのウラガワ」
8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ」
9月「秋風に謎めく過去のウラガワ」
10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ」
11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ」
12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ」
2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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私は嘘つきである。
って、そんな堂々と偉そうに開き直っていうようなことではないが、そしてしょっぱなから笑える矛盾をおっぴろげてしまうが、私は正直に自分は嘘つきだといっているの。
日々、懲りず反省せず、つまんない嘘をついているのだが。なんたってその嘘が下手なのよ。嘘をつくと鼻こそ伸びないが、誰にでもわかるように動揺したりキョドッたりしてしまうため、嘘ついたその場でみーんなバレてしまう。
私の嘘ってのは、本当は寝坊したくせに急な来客があったから遅刻しただの、実は完全に忘れていたから約束をすっぽかしたのに、故郷の親の具合が悪くなったと知らされて岡山に帰ってただの、まぁ、そんな感じだ。
あと、どう考えても私が振られているし私が未練がましいのに、あんな男こちらから連絡を断ったけどまだしつこくされてんのよ~みたいにモテ話を捏造したり。
一番肥っていた時期、あともうちょっとで60キロになりかけたときも、四捨五入すれば50キロといい張っていた。
つまり、言い訳させてもらえれば、だいたいが子どもじみた保身や見栄の嘘で、誰かを陥れたり詐欺をやったりの嘘はないのだ。
もっと自己弁護させてもらえれば、「相手の気分を悪くしたくない」「今後の付き合いも円満に続けたい」という礼儀みたいなもんも含まれてるのよ。
昔、ちょっと雇っていた若い子が堂々と仕事をサボッて、「趣味のバスケの方に行きたかったから」といったので激怒してクビ切ったこともある。
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