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悪徳高利貸しは楽な商売ではありません。
どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。
今から六年くらい前ですが、世界征服マニュアルという本を出版しました。
●アリエナイ理科式世界征服マニュアル
フィクションで描かれる「世界征服」は本当に可能なのか、よくある「悪の組織」って実際どうなのか、など「世界を科学でハックする」本だと思ってください。
……という流れから、前回のブロマガはこの「世界征服マニュアル」番外編をお送りしたんですが、割と評判良かったみたいなので、連載にしようと思います。
というわけで今回のお題は「高利貸しで大儲けする手法」です。
さっそく解説していきましょう。
◆◇◆悪の大富豪「高利貸し」◆◇◆
古くは「ヴェニスの商人」から、漫画だとカイジに出てくる兵藤会長や闇金ウシジマくんのように、高利貸しは大昔からフィクションにおける悪役のテンプレでです。
そして悪い大富豪が大金を稼いでいる仕事のテンプレでもあります。
フィクションでは高金利の金貸しほどアリエナイ富豪として描写されていますが、金利を高くすれば簡単に儲かるほど現実は甘くありません。
法律を無視して漫画みたいな高金利にして逮捕されなければ儲かるとか、そんな簡単な話ではないのです。
金利が高いほど、借りに来る顧客はカイジみたいな救いようのないクズばっかりになります。
当然、連中はまともに返済なんかしないし、取り立てに行っても稼ぐ能力が無いので金を持っていません。
現実のサラ金が高金利になる理由は、
儲かるからでは無く高リスクな顧客を相手にしているから
なのです。
そして、高リスクな顧客を相手にするほど金貸しが損をするリスクも高くなるのでリスク管理がシビアになり、リスク管理に失敗すると破産します。
それでも現実に大儲けしている高利貸しが沢山いるのは成功の秘訣があるからです。
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コメント
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かこつです。オソロシイ高金利でちょっと引きました。
高利貸しもウシジマ君もカイジにお金を貸さないなら、カイジは蟹工船に乗るしかないですね。頑張れカイジ。
こんばんは。
儲かる話が自分のところに来る時点で、それはしゃぶり尽くされたお話か単なる詐欺なんですよね。
医療系で日本で初めて切断された四肢を繋げた医者の話とか聞きたかったりします。