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NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.49
2017-03-21 09:001997年 ツアー・オブ・ジャパン 宇都宮ステージ
'97年の写真は全て宇都宮ステージのものです。 このステージは、1枚目のサターンのバート・ボウエン選手と、2枚目のムロズのピョートル・ワデッキ選手の争いで、ワデッキ選手がステージ優勝を決めています。 ただし2位のボウエン選手はここでもグリーンジャージを守りきり、総合優勝への王手をかけています。 ちなみにボウエン選手は'92年の全米チャンピオンで、ジャパンカップの第1回大会での準優勝者でもあります。
■栗村コメント ムロズのエース、ワデッキ選手です。 翌1998年には栗村のチームメイトになります。彼はこの後、名門クイックステップに所属するなど、世界のトップ選手として活躍した選手です。 ちなみに現在は、CCCスプランディ・ポルコウィッチェのスポーツディレクターを務めています。イケメンでとてもナイスガイな選手でした。
■「NEXT TOJ 〜 -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.48
2017-03-20 09:001997年 ツアー・オブ・ジャパン 宇都宮ステージ
'97年の参加チームは下記のチームになります。 [海外チーム] ZVVZジャイアントA.I.S(オーストラリア) ムロズ(ポーランド) サターン(アメリカ) ビックマットオーベール93(フランス) ディ コンチネンタレ オリンピア(ドイツ) トニスタイネ サクソン コルナゴ(ベルギー) 韓国ナショナルチーム 香港ナショナルチーム [国内チーム] エザック アコムラバネロ ブリヂストンサイクルレーシングチーム 日本鋪道レーシングチーム チェブロアートネイチャー 実業団選抜チーム
写真で正面を向いているのは、ムロズのピョートル・ワデッキ選手です。
■栗村コメント 栗村の中ではある意味で伝説の大会です。 この当時栗村はシマノレーシングに所属しておりましたが、監督(名誉のため名前は伏せておきます……)が大阪ステージ終了後のミーティングで以下の -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.47
2017-03-19 09:001997年 ツアー・オブ・ジャパン 宇都宮ステージ
今回からは'97年の第2回大会です。
'97年の日程は下記のものになります。 5.11(日)大阪ステージ 堺市泉北周回コース 140.80km 5.12(月)鈴鹿ステージ 鈴鹿サーキット 146.60km 5.14(水)修善寺ステージ 日本サイクルスポーツセンター特設周回コース 136.00km 5.15(木)富士ステージ 富士スピードウェイ 134.10km 5.17(土)宇都宮ステージ 宇都宮森林公園周辺周回コース 154.50km 5.18(日)東京ステージ 日比谷シティ→大井埠頭周回コース 147.20km
ちなみにこの年からUCIのカテゴリーは2-4となっています。
写真は宇都宮ステージのスタート時にグリーンジャージを着用しているサターンのバート・ボウエン選手です。
■栗村コメント 宇都宮ステージですね。 ツアー・オブ・ -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.46
2017-03-18 09:001996年 ツアー・オブ・ジャパン 修善寺ステージ
第一回ツアー・オブ・ジャパンの成績は下記のものになります。
[個人総合時間賞] 1位 ジャン・フィリップ・ドゥラカ(フランス) 2位 デビィド・ルファブル(フランス) 3位 今中 大介(日本プロサイクリスト協会) [個人総合ポイント賞] 1位 エマヌエーレ・ネグリーニ(イタリア) [個人総合山岳賞] 1位 ネーザン・オニール(オーストラリア)※修善寺・宇都宮ステージが対象 [個人総合スプリント賞] 1位 バーデン・バルク(オーストラリア)※設定周回フィニッシュ地点通過者にポイントを付与し、その合計ポイントで競う ※大阪・富士・東京ステージが対象 [団体総合時間賞] 1位 フランス※各ステージのチーム内上位3名の完走時間の累計 ※全ステージ完走者のみ
個人総合時間賞1位のドゥラカ選手は、今大会1度もステージ優勝が無いにもかかわらず、チーム -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.45
2017-03-17 09:001996年 ツアー・オブ・ジャパン 修善寺ステージ
この年の資料として手元にある写真は、全て修善寺ステージのものなのですが、このコースは現在のTOJでも使われており、非常に厳しいコースプロフィールでも知られています。 当日はこの周回コースを17周するため、単独の逃げは難しいと思われていましたが、3周目にオーストラリアのオニール選手が集団から抜け出し、ラスト4周まで単独で逃げ続け、観戦している人々からするとあわやという予想外の展開だったようです。 最終的には、フランスのドゥラカ選手、ルファブル選手と共にオニール選手を抜いた日本プロサイクリスト協会の今中大介選手が勝負を制し、ステージ優勝に輝いています。
■栗村コメント JPCA選抜チームとしてツアー・オブ・ジャパンに出場した今中大介選手が伊豆ステージを制する! 今中選手はイタリアの名門プロチーム「ポルティ」に所属しており、この伊豆ステージの -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.44
2017-03-16 09:001996年 ツアー・オブ・ジャパン 修善寺ステージ
国際サイクルロードレースでは個人参加のレース形式でしたが、今年からはチーム単位での参加に変更されています。
[海外チーム] オーストラリア 中国 韓国 フランス イタリア アメリカ [国内チーム] アコム・ラバネロ MBK ヤマハ・あずみのPI シマノレーシングチーム 日本舗装レーシングチーム ブリヂストンサイクルレーシング ミヤタレーシングチーム チェブロアートネイチャー J.I.C.F.(日本学生自転車競技連盟選抜チーム) J.P.C.A.(日本プロサイクリスト協会選抜チーム)
各チーム、6名で構成されていました。
■栗村コメント 国内の出場チームが懐かしいですね。 海外チームはすべてナショナルチームでアマチュア選手で構成されています。 現在も継続してツアー・オブ・ジャパンに出場している国内チームは、「シマノレーシング」と「ブリヂス -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.43
2017-03-15 09:001996年 ツアー・オブ・ジャパン 修善寺ステージ
1996年よりステージレースとしては日本初のUCI公認競技会(カテゴリー 2-5)となり、「ツアー・オブ・ジャパン」という名称で開催されるようになりました。
日程は下記のように、国際サイクルロードレースを引き継ぎつつ、現在のTOJに通じる構成で行われました。5.18(土)プロローグ 新日本製鉄(株)堺製鉄所内特設会場 ※タイムトライアル 5.19(日)大阪ステージ 堺市泉北周回コース 5.20(月)鈴鹿ステージ 鈴鹿サーキット 5.22(水)富士ステージ 富士スピードウェイ 5.23(木)修善寺ステージ 日本サイクルスポーツセンター特設周回コース 5.25(土)宇都宮ステージ 宇都宮森林公園周辺周回コース 5.26(日)東京ステージ 日比谷シティ→大井埠頭周回コース
■栗村コメント いよいよツアー・オブ・ジャパンがはじまりましたね。 -
イベント「ブラッキー中島さんに教わる"ウィーラースクール指導者講習会"」開催のお知らせ
2017-03-14 12:00今月のプロ観は"TOJキッズ ウィーラースクール指導者講習会 supported by JrIDE PROJECT"とのコラボイベントを実施! オンラインセミナーと称して、未来の自転車選手(もしくはプロ観戦者)を育む土壌をいかに作るか?について、お話していただきます。
【出演】 ・子ども向け自転車教室「ウィーラースクールジャパン」代表 ブラッキー中島さん ・ツアー・オブ・ジャパン 大会ディレクター 栗村修さん ・プロ観戦者への道 ハセベ -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.42 国際サイクルロードレース総集編
2017-03-14 09:00Vol.41をもちまして1982年から1995年の「国際サイクルロードレース編」を完走出来ました。ここで要望がありました国際サイクルロードレースのデータをまとめたものをご用意しました。※国名、人名について表記ゆれがある場合がありますがご了承ください。※もし内容に間違いがある場合はご連絡ください。
第1回 1982年
開催地: 東京、大阪招待国: [男子]アメリカ、ニュージーランド、ニューカレドニア [女子]アメリカ、イギリス
■東京大会
日時
5月9日(日)
コース
[男子]東京プリンスホテル前~大井埠頭周回(13周)~増上寺三門前の103km [女子]大井埠頭交番前~大井埠頭周回(5周)~増上寺三門前の42.4km
参加競技者
[男子]100名以内(海外招待10名) [女子]40名以内(海外招待5名)
優勝者
[男子]斉藤 勝(日本・法政大学) [女子]シーラ・ヤング・オチョウィッツ(ア -
NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.41
2017-03-13 09:001995年 国際サイクルロードレース
'95年の話題は順不同になっていますが、こちらは初日に行われた東京大会の写真です。 東京大会の男子優勝者はスイスのアンドレア・グイドッティ選手、女子はフランスのデルフィーヌ・ジベル選手。
1995年 国際サイクルロードレース
こちらは大阪大会を終えたあとの総合の表彰台の写真です。今年は時間ではなく、順位からの算出に戻ったようです。 大阪大会は、スペインのホルハ・イスカラ選手、女子はオランダのマルガリータ・グローエン選手で、総合は男子が宇都宮大会と富士大会を制したスイスのオスカル・カーメンツィント選手、女子は同じく宇都宮大会を制したアメリカのエリザベス・エミリー選手がそれぞれ優勝しています。
■栗村コメント え~、わたくし栗村は伊豆ステージで落車リタイアしていたので、行くことのできなかった大阪ステージですね……。国際サイクルロードレース最後の年となっ
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