準決勝はやっぱり半端なかったですね!
自力で勝ち上がった選手の強さは当然ですが、ゴール前にグギューンと伸びてくる選手たちの動きは本当に人間業ではなく恐ろしいです。特に11レースの守澤太志選手、捌かれまくって、最終バックほぼ9番手から、ものすごい追い込みをみせてくれましたね。
初GI優出の選手が3人を含む、9名の熱い走りを決勝戦でも楽しみましょう!
ダッグアウトから
■9レース
●深谷を交わして1着の浅井康太
「深谷君のおかげです。前回、前々回の深谷のレースを見ていましたが、それよりも今回は仕上がっていますね。いつもは踏み出しでノッキングしていたけど、今日はすごくスムーズだったので、今日は決まるなと思っていました」
●先行した深谷知広
「先行する気持ちは決まっていました。気合も入っていましたね。アップの時から身体も軽かったです」
●3着に入った桑原大志
「今日は『もう準決勝に乗れることはないかも』って、発走機からしっかり目に焼き付けようと思って。なんて言ったら、お客さんに怒られますね(笑)。初めて特別の決勝に乗れて嬉しいです! コツコツやってきてよかった!!」
桑原を検車場で力いっぱい応援していた石丸寛之。「いやー、応援し疲れた(笑)。でも、明日まだあるからね!」と。初GI優出した桑原にいい刺激をもらったようだ。
●4着の松岡貴久
「狙った位置は取れたんですけどね…」
■10レース
●捲った武田豊樹が1着
「今日はもうガムシャラに、決勝に乗りたいという気持ちで踏みました。昨年は特別の準決勝で1回も自分の自力がなかったと思うけど、やっぱりいいですね。先頭の気持ちが脚にも伝わって、いい感じで走れたと思います」
●直線鋭く伸びて2着の園田匠
「最後までしっかり踏み切れました。GDRは車体故障でお客さんに迷惑をかけたので、今日は3着までに絶対に入りたいと思いました。調子は2日間落車してないので、いいと思います(笑)」
●先行した三谷竜生は3着に
「今日はもう先行するつもりでした。ラインで決められなかったのは残念ですね。けど、3着に残れたのはいいと思います」
●武田の番手の諸橋愛は、山田久徳にけん制され7着に
「今日はスタートしてから身体が重くてヤバいなって思っていたら、やっぱりダメでした。ついていけば何の問題もなかったんですけど…、残念」
■11レース
●きっちり3番手とって、追い込んだ平原康多が1着
「九州の動きもわからなかったし、難しかったですね。位置は確保出来たけど、番手捲りの上を行くことが出来ませんでした。後ろの2人には申し訳ないことをしましたね。自分の感覚的には悪くないです」
●山田英明が2着に入り、初GI決勝
「展開的にはあまりよくなかったんですけど、ああなってしまったら、もう覚悟を決めて、前の動きを見て、しっかり仕掛けるしかないなと思っていました。今回はゴチャゴチャしたような、必死に踏んでやっとという感じだたったので、感触はよくないかなと思ったんですけど、でも、決勝に乗れたからいいコンディションに来れたのかなとも思います」
●脅威の動きで3着に届いた守澤太志
「嬉しいですね! 脚の感触もすごくよかったし、(渡邉)一成さんがしっかり仕掛けてくれて、僕にもチャンスが生まれて、一成さんのおかげです。最後は奇跡です(笑)。冬に練習した成果が、今出ているかなと思います」
●5着の井上昌己
「今日はちょっと悔しいですね。(ヒデの)115点は信じないとダメでした」