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記事 2件
  • 【小説】こうしす!第1話 「XPだけどお金がないから使い続けても問題ないよね」

    2016-11-22 21:20  
    アニメ 「こうしす!」第1話のノベライズ版を作ってみました。出来たてほやほやです。(「推敲がまだ」ともいう)※アニメ版「こうしす!」第1話(改訂2版)は以下をご覧ください。http://www.nicovideo.jp/watch/1466323530こうしす!第1話「XPだけどお金がないから使い続けても問題ないよね」
    著:井二かける
      プロローグ
     どうせ仕事をするのなら、ソファーに転がる芋になる、といった簡単なものが良いですよね。ごろごろするだけで給料がいただける、そんな仕事に憧れて、わたしは京姫鉄道株式会社へ就職しました。ネットで流布する噂では、なんと、仕事なし残業なしで同僚なしという夢のような部署まで用意されているのだとか。さすが、準大手私鉄。素敵ですね。目指せ、|追い出し部屋《パソナルーム》!
     ま、そんなわけで、明石海峡線の開通に恩返しがしたいとか、鉄道という重要なインフラを

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  • こうしす!Novel (短編)「アカネと阪神・淡路大震災」

    2015-01-17 22:00  
    ※この作品には地震の描写が含まれています。 車窓は白い光に満たされていました。
     ここは、どこ?
     気付いたとき、私は特急列車に揺られていました。この列車がどこを走り、どこに向かっているのか、それすらも判然としません。全開のディーゼルエンジンが力強い唸りを上げています。ガタンゴトンという音が不規則に聞こえていました。
     車内はスーパーマーケットです。ここは衣料品の売り場でしょうか。セール品の巨大なトレーナーがハンガーに吊られて揺れていました。
    「まま どこ?」
     おや。
     思ったように言葉が出ません。
     私は自分の手を見て、我が目を疑いました。私は縮んでいたのです。口調からすると、二歳児ぐらいでしょうか。どうりで周囲の物が大きく見えるわけです。
    「ぱぱ どこ?」
     私はどうやら迷子のようでした。よちよち歩きで、売り場を歩き回ります。しかし、両親の姿は見当たらず――。
     その時、でした。私は

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