海開きとともに気温は30度を越えた。家の前を腰に浮き袋を抱えた子供たちが嬉しそうな声を上げながらビーサンで走ってゆく。仄かに白い肌も数日後には真っ黒に日焼けするのだろう。見上げた空で梅雨明け宣言をフライングしたかのような夏の太陽が笑っている。菜園のことを思うともう少しまとまった雨が欲しいところではあるけれど。